2007年11月21日発売
コルトーの弟子で、師以上の豊かな感興と詩情に満ちた演奏で知られたフランソワの、得意としていたドビュッシー。ファンタジーが飛翔する、フランソワでなければなしえない世界を開示している。
教会よりもコンサート・ホールで聴くレクイエム。オーケストラも合唱団もこの上なく高水準な、精妙で劇的な演奏を繰り広げている。歌手陣も粒ぞろいで、高度な音楽的感興に満ちあふれた名演と言える。
オペラ界に彗星のごとく現れたソプラノ歌手ケイト・ロイヤル。リリカルな声は豊かで美しい。「放蕩息子」では表現が多少平板に感じられるが、「道楽者のなりゆき」の難しいアリアなど破綻のない見事な歌唱を聴かせる。将来への期待が高まるソロ・デビュー盤である。
日本のトップ・アーティスト/クリエイターたちが集結した、ブルーノートの21世紀型カヴァー・アルバム。歴史的な名曲を新しい世代の新たな解釈で蘇えらせた作品で、豪華で興味深い作品となっている。
須永辰緒の選曲によるリー・モーガンのベスト・アルバム。ブルーノートの花形トランペッターだったリーの数々の名演から、須永がフロアでプレイするナンバーばかりを収録。ジャズ入門者やクラブ系ファンにおすすめ。
須永辰緒の選曲によるハンク・モブレーのベスト・アルバム。モブレーがブルーノートに残した数々の音源から名演が厳選されており、ジャズ入門者やクラブ系ファンを中心におすすめできる。
元スキッド・ロウのシンガーによる、スタジオ盤としては初となるソロ作品。ハードなロックンロールが基本だが、楽曲スタイルは幅広い。歌声を含む破天荒なパーソナリティが随所で炸裂している。ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが3曲で客演!
コンピレーション・アルバム『オーラ〜美しい感動〜』の続編となるアルバム。薄れることのない輝きを放つスタンダード・ソングを厳選収録した、豪華な作品だ。心の奥まで鳴り響く歌をかみ締めて聴いてほしい。
CMソングや番組テーマ曲を数多く手がける元pal@popの高野健一の、大ヒットした名曲の新録ヴァージョン。美しい日本語ラップとストーリー性のある歌詞が耳に残る別れの歌が、また新たな感動を運んでくれる。
“リーゼント+革ジャン”をテーマに、ロックンロールとロカビリーの人気曲を集めたコンピレーション。歌謡ロカビリーからエルヴィス・プレスリーやエディ・コクランのカヴァーまでが楽しめる。
ヴァイオリン奏者を擁するイタリアのヘヴィ・メタル・バンドの4作目。民謡のメロディも絡めているようだが歌詞は英語だからクセは強くないし、特に本作は最近のイン・フレイムスに近いキャッチーな趣で迫る。「ジ・オープン・ブリーチ」は日本盤のみで、「ザ・ディヴァイデッド・ハート」のPVが観られる。
スタンリー・タレンタインの「シュガー」からスタート、コルトレーン・ライクな「マイ・フェイバリット・シングス」、ソニー・ロリンズの代表曲「エアジン」など、ファンのリクエスト曲を勇猛果敢に演奏しているストレートアヘッドな作品。エリックの魅力全開。
このレーベルでは2005年3月録音の『キラー・ジョー』に続くワン・フォー・オールのアルバム。今回は70年代のソウル〜R&Bのカヴァー集で、マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロスのヒット曲を素材にストレートアヘッドなジャズ演奏を展開。
アンブロゼッティのトランペットにはいい意味での毒がある。群を抜くテクニックに加えて、個性的な表現力が眩しい輝きを放つ。ケインは、こんな彼に対等に向き合えるピアニスト。ふたりを中心にしたカルテットが縦横無尽のプレイを繰り広げる。