2007年6月発売
福祉の学校で出会った三人によって結成されたユニットのミニ・アルバム。歌詞を担当する塚本伸男は老人ホームで働いており、通常の活動には参加していない。なんて、プロフィールはちょっと変わってるけど、本作はコーラス・ワークを活かした、胸にしみる素朴なポップ・ソング集。
シンガー・ソングライター、種浦マサオの2007年6月発表のシングル。スティングの名曲「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」のカヴァーで、東京に住む関西人の悲哀を笑いにくるんで披露している。
仙台の4ピース・ロック・バンドの、メジャー・デビュー作にして通算3枚目のミニ・アルバム。ソウルフルなメロディと疾走感が気持ちいい「あえない二人」は、彼らの若さとセンスが大爆発した最高のシャッフル・チューン! 切ない純情バラードも説得力十分のヴォーカルに号泣。
1〜3曲目が新曲。なかでもリクオとブラック・ボトム・ブラス・バンドのメンバーが参加した「ラヴィエベル(人生は素晴らしい!)」は、景気のいいアレンジとあいまって、今後のライヴを盛り上げる一曲になりそう。後半は2006年のライヴからの収録。「ブルー・マンデー・パレード」には「ビール腹に捧げます」という自虐MCも。
3人組ロック・バンド、マーガレットズロースの初ミニ・アルバム。ホーン・セクションを迎えた「エキセントリック・マン」や粋なギター・リフが印象的な「ポラロック」など、彼らなりの美しいロックを提示している。
制作・出演
BeatrixHulsemann / DanielaHelm / EvaBorhi / Gerd-UweKlein / MartinaGraulich / フライブルク・バロック・オーケストラ / ペトラ・ミュレヤンス / モーツァルト / ルネ・ヤーコプス発売元
キングレコード株式会社ブーレーズお墨付きの実力者、ケラス(VC)とフランスの若き感性の持ち主タロー(P)による、『ハンガリーチェロ音楽』同様の刺激的で愉悦に満ちたアルバム。シューベルトでの2人のコラボレーションが絶品だ。
コブリンのショパン全集の第3弾は、作品10の練習曲と作品9の変ホ長調の夜想曲など、人気の高い作品を収録。艶やかで輝きのある音色で、ショパンの有名曲を個性豊かに編み上げている。
シングル「男が抱(かか)えた寂しさ」を含む全10曲入りのオリジナル・アルバム。1〜6曲目が男唄、7曲目を挟んで後半3曲が女唄の構成で、男っぽい唄声の裏に込められた情感がそれぞれの楽曲の、主役の心の襞を巧みに表現している。小椋佳作詞「紫煙」は、煙草喫いの心意気を唄う快作(!)。
聴きものはサーラの歌う中間の3曲、この色のある歌声はなかなかのもの。続いてはモーツァルトの2曲のアリアも悪くないと思う。最初の「エジプト王タモス」は珍しいが、オーケストラにもっと練り込んだ音が欲しい。「三角帽子」も良いが、やや残響過多かも。
グレツキとクロノスの特別な信頼関係の証となる深い叙情をたたえた演奏。前2作と同様に第3番もクロノスのために書かれた。脱稿から補筆完成までに10年を費やした労作は、露の詩人ブレーニコフの「人間が死ぬと、歌を歌う」に啓発された深遠な曲。