2007年8月発売
小菅優の才能を認めた指揮者が自身のレーベルramに吹き込ませた、16歳のときの録音。ヨーロッパ最大の音楽雑誌『フォノフォルム』で最高の評価を獲得しており、彼女の才能が隅々まで冴えわたっている。
ソニーと専属契約する前に、ドイツのramレーベルに録音した3枚のうちの1枚。15歳のときの録音だが、すでに彼女の研ぎ澄まされた感受性と、作品に対する優れた洞察力が発揮されている。
10代のときに、ドイツのramレーベルに録音した3枚のうちの1枚。本作は17歳のときの録音で、彼女の愛するシューマンの幻想曲を収録している点に注目。豊かな音楽的感興にみちた演奏を繰り広げている。
堤剛が20年ぶりに録音した2度目の全集。確かなテクニックのもと、その円熟ぶりが発揮され、覇気に富んだ演奏として高い評価を得た。録音も優秀で、彼のスケール感がしっかりと伝わってくる。
ジュネーヴ国際コンクールでポリーニと最高位を分け合ったカナダのピアニスト、トゥリーニと組んだベートーヴェン。レコード・アカデミー文化庁芸術祭賞を受賞した代表作のひとつ。
当時の日本を代表する3人による三重奏曲の、ソニーへの録音をすべて収録した2枚組。ソリストが集った奔放さはないが、スケール感や密なアンサンブル、そして緊張感を備えたしっかりとした演奏を聴かせている。
指揮者サヴァリッシュがピアノを受け持った興味深いアルバムで、発表当時話題となった。2人の息はぴったりで、堤剛が洗練されたブラームスを聴かせている。心にじわっと浸透する一枚だ。
全米No.1ヒット「ハング・オン・スルーピー」でおなじみの60'sポップ・バンドのベスト盤。名プロデューサー・チームであるフェルドマン、ゴールドスタイン&ゴッテラーの下で、パンチ力と甘さを併せ持つナンバーを量産していった彼らの軌跡が堪能できる。最新リマスタリングも嬉しい。
23枚目のシングルは、フジテレビ系土曜ドラマ『ライフ』主題歌のアップ・ビート・チューン。(2)は同挿入歌のバラード・ヴァージョンで、切なさが満ちる前半から希望が感じられる後半へと展開する陰影のあるサウンドが特色。(3)は制作のコールドフィート色が出たファンキー・ハウス調。
抜けるような透明感あふれるヴォーカルと硬質なピアノ・サウンドがたまらないポップ・トリオのシングル。シンプルに徹したメロディもさることながら、時に感情的におだやかに歌い上げる佐伯は、出色の声の持ち主。聴き手の心にダイレクトに揺さぶりをかけてくる。
オフコース脱退後の83年からソロ活動をスタートさせた鈴木康博の2007年6月発表のオリジナル・アルバム。60歳を目前に控えた等身大の姿が反映された歌詞には、団塊の世代への温かいメッセージが盛り込まれている。
元オズワルドのヴォーカル&ギターの日暮和広によるソロ・プロジェクトのファースト・アルバム。UKギター・ロックとエレクトロ・ポップを融合させたようなサウンドと、叙情的なヴォーカル・メロディが絡んだキャッチーなアルバムに仕上がっている。