2007年9月5日発売
R&B系女性シンガー、青山テルマのデビュー・シングル。アップ・テンポのダンス・ミュージックを歌うさまは堂に入っており、こなれた感じがたくましい。躊躇のない歌いっぷりであり、張りとツヤのある歌声は、好感が持てる。
湘南・藤沢出身の松井貴志と来海大によるハワイアン・デュオのシングル。別れや旅立ちを新たなスタートとするポジティヴな詞と清々しいファルセットが魅力のサーフ・ポップだ。ボーナス・トラック「'Ahulili」は、軽やかなウクレレと揺らぎある歌唱が魅力のハワイアン。
国内屈指の実力派クラブ系アーティスト、FreeTEMPOの2ndアルバム。ヴォーカル・トラックとインスト曲をバランスよく織り交ぜた構成で、birdやparis matchのミズノマリらをフィーチャーしている。
現代アメリカを代表するピアノ弾き語りシンガーの初のベスト盤。ボッサの1曲目、ブルージィな2曲目、バラードの14曲目とどんな曲調でも貫禄たっぷりなのが持ち味。C.オガーマンの編曲が優美な5曲目、ディープな歌唱が光る11曲目、トム・ウェイツ作品を粋にカヴァーした13曲目は未発表曲。
制作・出演
ジョハン・プロンプ / ストーシェロ・ローゼンバーグ / デイヴ / ハンス・ヴルーマンス / マルセル・シリアース / マールテン・ヴァン・デル・グリンテン / ヤン・メニュー / ローラ・フィジィ全曲アメリカのジャズ・スタンダードを取り上げつつも、すべて自身のルーツでもあるフランス語で歌ったソロ11作目。1930年代、パリにあった有名ジャズ・クラブ“Hot Club de France”へのオマージュとのことだが、随所にシャンソンやジプシーの香りがほのかに漂う。
制作・出演
ジム・ピュー / ジョン・スコフィールド / ジョン・スワナ / スティーヴ・スワロウ / ビル・スチュワート / ビル・フリゼール / ロジャー・ローゼンバーグ / ローレンス・フェルドマン「朝日のあたる家」のゲストにフリゼールと、リニューアル・ベース・ディザイアーズをも想起させるエマーシー移籍第1弾には、盟友スワロウ、スチュワートの名も。が、過去作との対照比較を無意味と化し、ジョンの全キャリア&カラーを、アルバム・曲中で渾然とさせた快作。「ベター・ニュー・チューン」がボーナス。★
デビュー・ミニ・アルバム『景色の都市』で叙情的なメロディと言葉で街の風景を切り取った4人組の初シングル。平熱なグッドメロディに乗せて、“時々/素晴らしい世界/毎日/冴えない暮らし/悪くない/それもいいだろう”と歌う表題作は、意外とドラマティックだ。
ソロとなっての3作目。人生の深遠さを感じさせるディープな楽曲が、実にヴィヴィッドなサウンドに乗って展開される。と思うと、「上海」や「マンチー」のような一筋縄ではいかないクセの強い曲もあったり。音と言葉が魔法のように絡みあった充実の一枚。★
2007年9月発表のシングルは、映画『女帝(エンペラー)』のイメージ・ソング。胸を締め付けるような切ないメロディが印象的なナンバーで、哀しい恋物語が奥深いヴォーカルで紡がれている。
1976年から始まった竹宮恵子の音楽漫画『変奏曲』の復刊に伴って企画されたコンピレーション・アルバム。チャイコフスキーやベートーヴェンの親しみやすい作品を中心に収録している。
スコットランド出身のシンガー・ソングライター、ケイティー・タンストールの2ndアルバム。パンチの効いたロック・チューンやムーディなバラードなどヴァラエティに富んだ一枚で、前作で世界的な成功を収めた彼女の勢いが感じられる。
NY出身、ロンドンを中心に活動する女性歌手のブルーノート移籍第1作。これまで同様、夫君のサックス奏者ジム・トムリンソンのコンボをバックに歌っているが、従来のスタンダード路線とは若干異なり、オリジナルやスティーヴィ・ニックスの曲なども。癒しの歌声。