2009年11月25日発売
フレンチ・ポップ・アイドルとして一世を風靡したシルヴィ・バルタンの60年代のヒット曲を網羅したベスト・アルバム。「あなたのとりこ」「アイドルを探せ」などを収録。可憐でコケティッシュな歌声が味わえる。
フレンチ・ポップスの女王、シルヴィ・バルタンの日本独自企画によるベスト・アルバム。可憐なアイドルから大人の魅力あふれる女性へと変身を遂げた、70年代のヒット・ナンバーを収録している。
竹澤恭子のデビュー20周年記念盤。正攻法で、楽器をしなやかに鳴らしながら存分に歌い上げてゆくスタイルは不変だが、以前よりも貫録を感じさせると同時に、微妙なアゴーギクで一段と繊細な表現を可能ならしめている(第2番第1楽章など)あたりに20年の歳月が育んだ円熟が認められる。まさに充実の一枚だ。
ベテラン・シンガー、バリー・マニロウのクリスマス・アルバム。ピアノ・トリオをバックにジャジィなスタイルでクリスマス・スタンダード12曲を歌っている。企画としては王道そのものなのだが、バリーのシンガーとしての実力に、思わず引き込まれてしまう良作だ。
現時点でのディランの宗教観こそ不明ながら、このクリスマス歌集はいい! デヴィッド・イダルゴのアコが冴えるポルカ調の「マスト・ビー・サンタ」など異色の演奏を交えつつも、本人のだみ声は無心そのもの。この異形のポピュラー・シンガーぶりにあっては、凡百の季節ものなど吹き飛ぶこと請け合い。★
48歳にして人気オーディション番組で“奇跡の歌声”と評され、一気に世界デビューへ。そんな華々しいストーリーの割には、トラック1からいきなりストーンズの「ワイルド・ホース」だもんな。この渋くて苦い味わいが利いてるからこそ最後までスッと聴けちゃうのかも。
2009年9月にメジャー・デビュー満10年を迎え、リリース・ラッシュを続ける彼らの11年目突入第2弾となる29枚目のシングルは、疾走感あふれるアッパー・チューン。猛々しい詞の世界と合致した勢いあるサウンドが印象的。「邪険にしないで」は方言で歌う素朴なミディアム曲。
江東区砂町を拠点に活動するヒップホップ集団S.T.MのSNAKEが呼びかけ実現したコンピ盤。メジャー・デビュー目前のKOZをはじめ、勢いに乗ったアーティストたちのファットでスリリングなトラックがズラリと並ぶ。関東ウェッサイ(ウエストサイド=西海岸)・シーンの“今”がわかる重要作だ。
スウェーデンのデス・メタル・バンド(80年代後半に活動)の初CD化音源。当時のデモやプロモ盤をコンパイルしたものと再結成時(2007年)のライヴ模様などを収録。ダークな世界を構築する歪みの利いたサウンドが凄まじいほどに強烈、圧迫されるほどの存在感に満ちている。