2009年4月発売
アメリカ吹奏楽界を代表する指揮者、フェネルが東京佼成wo.を指揮した“リアル・フェネル”シリーズ。東京佼成ウィンドo.の桂冠指揮者でもあるフェネルによる吹奏楽ファン待望の一枚が、HQ仕様で蘇った。
2004年に惜しくも亡くなった吹奏楽界を代表する名指揮者、フェネルの名演集。東京佼成ウィンドo.の桂冠指揮者でもあるフェネルの晩年の指揮だが、ハチャトゥリアンでは緊張感を保ち充実した演奏を繰り広げている。
発売元
ユニバーサルミュージック屈指の実力派トランペッターによる、男女の関係性をモチーフにした作品。彼自身の言葉で語られるポエムがところどころに挿入され、3拍子の演奏が多用されるが、ブルースからラテンまで、ちりばめられた音は多彩で、しかも全体は人間味あふれるジャズという仕上がり。
このシューベルトの最後の作品をもって、彼のシューベルト録音も一段落だろうか。低音でも艶を失わない美声によって歌われてきたシューベルト歌曲の数々は、どれもが後世に伝えたいもの。今回もドラマティックに歌い上げることで陰影の深い世界を作り上げていて見事だ。
テンシュテットによるスタジオ録音では唯一のシューベルト。ベルリン・フィルとの録音はいずれも充実したもので、ここでもきめ細やかな表情に彩られたロマンティックなシューベルト像を創り上げている。
ハーディングが20代前半で音楽監督に就任したドイツ・カンマーフィルを振ってのブラームス。室内オケながらも重厚なサウンドづくりで、古楽奏法の影響が随所に表われたロマンティックなブラームスを描いている。
指揮者ロストロポーヴィチが最も多く録音をしていた時期の作品。何度も録音しているチェロ協奏曲同様、年月をかけて得た雄大なスケールと濃厚な味付けに満ちた、ロストロポーヴィチならではのエネルギッシュなドヴォルザークとなっている。
モーツァルトへのオマージュともいわれているチャイコフスキー「弦楽セレナード」と、チャイコフスキーへのオマージュであるアレンスキーの変奏曲という面白い組み合わせ。バルビローリによる濃密な表情がたまらない演奏だ。
「ペール・ギュント」は名指揮者として名高い父親のネーメによる盤もあるが、本作は国内初登場となる息子のパーヴォによる演奏。父親に劣らない、緻密で豊かな表情に彩られた名演を聴かせている。
バレンボイムは弾き振りで2度モーツァルトのピアノ協奏曲全集を完成させているが、これは最初の時のもの。はつらつとした若さあふれる指揮とピアノは、時代を経ても新鮮に響いてくる。一聴に価する一枚。
発売元
ユニバーサルミュージック当時14歳だった、サラ・チャンの4作目のアルバム。並外れた集中力と多彩な表情、そしてロマンティックな表現力で、一流演奏家としての風格をも感じさせる。デュトワの万全のサポートも光る。
カラスが心身ともに絶頂期にあった、1954年の録音。単に美しいプッチーニのアリア集ではなく、ひとつでその女性の全人格を表現してしまうほどのスケールを持ったアリアだ。その表現力の深さと広さを実感できる一枚。
カラスの真骨頂が発揮された名盤。真価が認識された「アンナ・ボレーナ」からの20分の抜粋をはじめ、「ハムレット」や「海賊」と、カラスの迫真の表現力や演技力が凝縮されている。彼女の天才ぶりが刻まれた貴重な記録だ。
80年代から活躍するエレクトロ・ロック・バンドの2009年リリース作。アナログ・シンセやドラム・マシーンなどを使用したレトロ・フューチャーなサウンドに、これまでにないブラック・ユーモアをちりばめた、エネルギッシュな一枚。
70年代の懐かしのヒット曲が詰め込まれたコンピレーション・アルバム。“もう一度聴きたい”というテーマのもとに選曲された内容で、かぐや姫「神田川」や川島英五「酒と泪と男と女」などが収められている。
筋肉少女隊再結成に作家活動と何かと多忙な大槻ケンヂ、デビュー20周年記念のソロ作は、自らが筋少や特撮で発表してきた曲をメインにしたカヴァー・アルバム。ブルーノート・ジャズのアートワークを意識したジャケット同様、これまでの彼にない洗練された趣が光る。
俳優、タレントとして活躍している、つるの剛士のファースト・ソロ・アルバムは、アニメの主題歌も入ったカヴァー集。彼と同世代のリスナーは強く共感できるはず。中でもKANのカヴァー「永遠」は、素直に泣ける一曲。「WINDING ROAD」には中村あゆみとSkoop On SomebodyのTAKEが参加している。