2009年9月発売
衒わず弄さず、隅々までクリアに輝いて瑞々しい音色と、闊達にキレるワザの冴えが生み出すヴィヴィッドなノリと抒情がメンデルスゾーンの美質を見事に引き立てる。小澤率いる室内オケも、小編成の特質を活かしてピアノの動きに鋭敏に呼応する。鮮やかである。
制作・出演
イサーク・アルベニス / ウィリアム・グッドチャイルド / クリスティーン・ペンドリル / ジョン・ウィリアムス / ジョン・エスリッジ / セビリャ・シンフォニカ管弦楽団 / ティモシー・ケイン / フィルハーモニア管弦楽団 / ルイ・フレモー映画音楽や編曲ものも含めてバラエティに配慮しつつ、ギターの魅力を凝縮する名だたる名品を集めた選曲。端正だが勘所ではシャープに切れ込んでトキメキを作るワザの見事さ。ウィリアムスの柔軟で幅広いウデとセンスを網羅した、まさにグレイトなベスト盤だ。
84年にソロ活動をスタートさせ、四半世紀にわたり超絶ギタリストとして活躍するスティーヴ・ヴァイのライヴ・アルバム。ヴァイオリンを加えた、2007年のライヴ・ツアーの模様を収録している。
日本とイギリスのミックス、クラブ・ミュージックとJ-POPのミックスなど、さまざまな意味で時代を象徴するアイコンになりうる存在。このファースト・フル・アルバムでも、テクノやヒップホップからアイドル歌謡的なものまでこなす器用さが光る。言葉のメッセージ性も高い。
日本テレビ系『歌スタ!!』出身の現役ママ・シンガーが、カヴァー&オリジナル曲で綴った初アルバム。「上を向いて歩こう」「SINCERE」などのカヴァー曲ではソウルフルな歌声を聴かせ、デビュー曲の新ヴァージョンとなる「きみのママより」、新曲「パパにラブレター」などの心温まるオリジナル曲とはひと味違った表情も楽しめる。
彼らにとって初となるバラード・ベスト。SKOOP時代のナンバーから“ニベアボディ“CM”曲「束縛」やCHEMISTRYに提供した「My Gift to You」などを含む、スムース&グルーヴィな空間を創り出すのに最適なアルバム。当初から変わらないセクシーでハートウォームな歌声が再確認できる。
奄美シマ唄の国宝的存在、朝崎郁恵が初の大和言葉のオリジナル歌詞に挑戦した4曲入りミニ・アルバム。NHK大河ドラマ『篤姫』の音楽を担当した吉俣良作曲、UA作詞という話題もあるし、楽曲も良い。が、やはり歌い慣れてる同曲のシマグチ・ヴァージョンが一番馴染む。★