2010年5月発売
インディーズ時代の2003年に“SUMMER SONIC”に出演し、2004年にメジャー・デビューした3ピース・バンドが放つ三部作最終作。疾走感あふれる「Beat」、心にしみるバラード「体感幸福論」を含め、個々の自由度とバンド感が融合したサウンド、インパクトのあるメロディとヴォーカルに耳を奪われる。
叙情派フォークの牽引役、NSPの佳曲が並ぶ2枚組全32曲。古き良き日本の自然に溶け込んだような詞とメロディが、昨今の薄っぺらな喧騒のなかで忘れ去られつつある原風景をクッキリと浮かび上がらせる。80年8月2日の、これも今はなき東京・田園コロシアムでのライヴから3曲収録。
佐賀出身のシンガー・ソングライター、池田マッコイの3枚目。10年在住しているという天草で地元ミュージシャンと作り上げた作品。録音も地元のライヴ・ハウス。いい意味で70年代の日本のフォーク・ロックを感じさせる。ブルース〜R&Bに根ざした漢(おとこ)の歌。
四季のある日本ならではの花鳥風月を愛でる感性を、そのままの楽曲に起こした自作はすでに300曲を超えたという熊谷育美の4枚目のシングル。日々、現れては消えていく思春期からの想いの瞬間が、彼女の歌のそこここに焼き付けられている。『劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル』主題歌でもある。
2010年でデビュー30周年を迎えた“永遠のアイドル”松田聖子の記念シングルは、ドラマ『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』の主題歌。デビュー当時と変わらぬ歌声で、今は大人の切ない恋心を歌う。楽曲の良さとともに、聴かせる力を持った歌手とあらためて実感。
80年代以降はソロかトリオでの作品が多いキース。それだけにデュオ作品というだけで要チェックだが、相手がすでに名デュオ作品を残しているチャーリー・ヘイデンとくれば文句なし。2010年のハイライト。