2010年8月25日発売
新宿在住の元メガデスのギタリストが、アレンジャー、トラック・メイカーにCMJKを迎えて制作した、通算10作目となるギター・インスト作品。疾走感あふれるクラブ系の打ち込みサウンドと卓越したギター・プレイの相性も最高で、80'sディスコ風なサラ・ブライトマンのカヴァー「Time To Say Goodbye」も聴きもの。
2000年代前半にメジャーで活動していたシンガー・ソングライターで、自身のレーベルからの初のフル・アルバム。宅録世代のビートルズとでもいうべきサイケデリックな音作りとまっすぐな歌声とが相まって、みずみずしさとアヴァンギャルドな毒とが同居するような作品。新鮮な手ごたえがある。
北海道出身のシンガー・ソングライターのミニ・アルバム。J-POPとしてのブラック・ミュージックをやっているような人で、ヒップホップ風やファンク風をはじめ、ストリングス入りの爽快なポップ・チューンやピアノ・バラードまで、多様なスタイルでたたみかける。パワフルなポップ感覚と屈託のなさが魅力。
制作・出演
HirotakeKitakata / JunnosukeFujita / TakaoIto / TomotakaSekiya / TRI4TH / YusukeOrita / マックス・イオナータ / ユッカ・エスコラ2006年に活動開始したTRI4TH(トライフォース)のデビュー・アルバム。ピアノ・トリオ+2管のシンプルなクインテットだが、ビッグバンドを思わせる華やかさ。といってホーン・ダビングはあるもののミックス上での過剰な音化粧はなし。リズム隊もフロントのホーンも生々しく粋なクラブ系サウンドの登場。
引退宣言後、シングル「WISDOM」のヒットで復帰を果たしたSEEDA。ヒップホップ界を代表するMCとして、本作では豪華ゲストを携え、他の追随を許さないほどの貫禄をみせている。社会批判を込めつつも、前向きで正義感のあるメッセージを日本語と英語で表現し、美しいメロディに巧くのせている。
制作・出演
JamesRichardson / KyleMiles / MiguelMilla / NorikoTerada / NozomiYamaguchi / TaniaJones / YukiKanesaka / YukiKishidaそれぞれ2枚組として発表された2つのアルバムを、CD3枚組としてコンパイル。今回のリリースにあたって、第9番は初めてSACDハイブリッド化を施している。いずれもレコード・アカデミー賞を受賞した、小澤の代表的なマーラー録音である。
これは名盤である。メシアンと武満の代表作の組み合わせながら、30代半ばの小澤の覇気と才気が漲った熱演が最大の魅力。「トゥーランガリラ」での熱狂と陶酔、「ノヴェンバー・ステップス」でのフレージングのなまめかしさと音響美など一期一会的な感動がある。必聴必携盤だ。★
80年代半ばの録音。プレートルはビゼーの作品を自在に楽しんでいる。交響曲で小粋な演奏を披露したかと思うと、「カルメン」ではノリの良い演奏を展開。「アルルの女」では味わい深い演奏が聴ける。バンベルク響(特に木管楽器)は素朴な音色が魅力的だ。
第1ヴァイオリンが原田幸一郎からウンジャンに変わった第3期の東京SQによる、名演として名高い全集だ。見事な求心力をもって揺るぎのない演奏を繰り広げた一枚で、ズーカーマンとの五重奏曲ほかも面白い。