小説むすび | 徳川慶喜覇王伝(激突黒船奇襲編)

徳川慶喜覇王伝(激突黒船奇襲編)

徳川慶喜覇王伝(激突黒船奇襲編)

著者

橋本純

出版社

飛天出版

発売日

1997年12月5日 発売

ペリーの率いるアメリカ艦隊の江戸進行を阻止しようとした浦賀奉行の乗った軍船が、その黒船に衝突され沈没した。その報告を聞いた幕閣と大名諸候は騒然となる。鎖国派の水戸斉昭や島津斉彬の提唱する黒船打払い方針に対し、開国派の井伊直弼や堀田正睦は明日でも下田に入港するロシア艦隊を利用すべきだと主張した。この抗争の中、一橋慶喜が幕府の軍船と船手組の指揮の委譲を申し出て、黒船との対決を計るが…。

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