2019年8月発売
優月に惚れ込み、日に日に甘くなっていく凌牙。2人の関係が深まる一方で、凌牙は優月を守るために、敵対する暴走族との対立にケリをつけようとしていた。そんな中、些細なすれ違いから凌牙のもとを離れることにした優月は、またしても事件に巻き込まれてしまう。しかも、明らかになった黒幕は衝撃の人物で…?PV1億超の人気作がついに完結。番外編では2人の甘い同居生活や凌牙サイドからのお話も。さらに書籍限定で、花火大会デートを書き下ろし。これでもかと詰め込まれた胸きゅんに悶える最終巻!
高1の桃は、3年前に引っ越していった2つ上の幼なじみ・陽と再会する。初恋の人である“ひーくん”との再会でそわそわする桃だけど、陽はその整った外見と溢れる色気で、校内一のモテ男になっていた。なぜか桃にだけはイジワルをしてくる陽が、桃が他の男子に好かれてるのを見て態度が急変!?「今日から俺の彼女になんだよ?いい?」と迫ってきて…?累計20万部突破の大人気作『狼彼氏×天然彼女』の関連作!モテモテなのに、桃には一途でヤキモチ焼きな陽の愛は、甘々で“愛され注意報”は今日も発令中です!
高1の桜は、引っ込み思案でなかなか友達が作れずにいる。そんな桜に話しかけてくれたのは、イケメンなクラスの人気者・悠。悠は、桜が野良猫の世話をしているところを見かけてから、彼女の優しさに惹かれていたのだった。クラスで打ち解けられるように助けてくれる悠を桜も好きになり、ふたりは付き合うことに!でもある日突然、悠が桜の記憶を失ってしまってー?切ない運命を乗り越え、お互いだけを一途に想い続けるふたりの姿に、胸キュン&感動!!この本限定の番外編つき。
イジメられっ子たちのもとに現れ、「イジメ返し」という名の復讐を提案してきた謎の美少女・カンナ。そんな彼女が最後に狙うのは、過去に自分をイジメ、さらに母親を死に追いやった宿敵・美波。高校生になった今もイジメっ子として君臨し、やりたい放題の美波たちに、カンナのイジメ返しがはじまる。だけど、根っからのイジメっ子である美波は、そう簡単にスキを見せなくて…。2人の対決の行方は!?一生分の恨みを込めたカンナの復讐に、震えが止まらない!!人気作家・なぁなによる大ヒットシリーズ、ついに完結!
ド派手にやり返せ。 ギルドのランキング戦で優勝し、実力を認められた冒険者パーティ【リリウム】。 魔法剣士のターニャ、伝説の魔女ラプラス、回復術士のナディーネに加え、臨時でパーティを組むことになったキャサリンの四人は、今日も舞い込んでくる依頼をこなし、人々を見舞う理不尽を振り払っていた。 そんなターニャたちの元に、ある日一つの手紙が届く。 それはノーヒン皇国主催の特別晩餐会への、会場内警備を兼ねた招待状であった。 晩餐会へと赴いたターニャとラプラス。 二人がそこで出会ったのは幼き皇女・アリエノーラと──ラプラスの仇敵・マクスウェル。 その翌朝、ラプラスは姿を消してしまい……? ラプラスを追って王城へと忍び込んだターニャ達は、三〇〇年に渡りノーヒン皇国に巣くう巨悪とラプラスの過去を知る。 ラプラスへのあまりの仕打ちに怒るターニャの姿に感応したラプラスは、理不尽な過去を自分の手で清算するため、ターニャと共に立ち上がることを決意する──!
「おわら風の盆」を舞台に紡ぐ切ない恋物語 富山県八尾町では毎年9月1日から三日三晩、山から吹き下ろす風を鎮め、五穀豊穣を願い、彼岸に旅立った人たちを供養するために、「おわら節」を唄い、奏で、踊る。この「おわら風の盆」を舞台に、愛する人を失った男と女の切ない恋物語。「おわら風の盆」に惚れる東京の写真学校生の裕太(白石隼也)は八尾の和紙工房の一人娘・珠美(大野いと)と恋に落ちるが、不慮の事故で帰らぬ人に。喪失感から抜け出すことのできない珠美がふとしたきっかけで曾祖母の悲恋とその後の人生を知り、ようやく前向きに歩み始める。八尾の伝統芸能や工芸を織り混ぜながら過去と現在が交錯しながら進行する切なくも美しい純愛小説。監督・坂下正尚、脚本・荒木敏子、坂下正尚で映画化。
表題作のほか、「大佐に手紙は来ない」「この世で一番美しい水死者」「光は水に似る」など10篇を精選。世界文学最高峰を瑞々しい新訳で。
これは日本で初めて起こったテロ事件なのか? 事件は現場ではく会議室でも起きている!! 捜査と家庭に追われる刑事の奮闘を描く!! 四谷にある大学の門近くで自動車の爆発事故が起こった。 死者と怪我人を出したこの爆発は、やがて「爆弾」が仕掛けられていたことが判明する。 警察はテロと断定し、警視庁刑事部捜査一課の樋口顕は情報収集に動き出すが、 上司である天童隆一管理官から「かつての部下、因幡が『テロを防ぎたい』という 電話をかけてきた」と打ち明けられる。 国際テロ組織に入った噂のある因幡からの電話は、今回のテロとの関連するのか? そんな最中、樋口の娘・照美が、バックパッカーで海外旅行に行きたいという。 公安も捜査に乗り出す中で、テロ捜査と家庭の間で奮闘する樋口は何を思うのかーー。
伝説よりもリアルな、一人の偉大な男がいる。この素晴らしい12世紀の物語のなかで、ローズマリ・サトクリフはロマンティックな衣裳を脱ぎ捨てたアーサー王を登場させる。陰影に富み、力強く、意気揚々とした物語。アーサー王伝説の背後にいた人物、蛮族の闇が押し寄せるなか、ゆれる最後の炎、文明の灯火を戦い守る戦士、生まれながらの民の指導者の物語である。
深い感動を呼ぶ素晴らしい作品。その悲劇の物語は、真に創造的な力によって語られている。著者自身が登場人物と一体となり、ともに生き、ともに苦しむ。読者も同様に一体となる。過去というへだてられた時間の困難にもかかわらず、遠い時代の物語は、目の前の現実となってゆくのである。ローズマリ・サトクリフは、多くのすぐれた作品を書いたが、これほど素晴らしいものはなかった。-書評より。
谷中の感応寺は富籤の寺として名高い。だが正規の富札は一枚一分、庶民には手が出ない。そこで一枚一文の陰富が人気となる。御三家の水戸家は財政が火の車。先々代藩主の庶子・小谷鶴之介は、背に竜の踊る派手な紫の羽二重で街をのし歩く“婆沙羅若殿”。ふとしたことで藩勘定方に「陰富」販売を提案。将軍から直命された影目付・柳生俊平は、まず水戸の婆沙羅若殿に接近…。
花火大会の夜、新内流しの弁天太夫こと鉄五郎は、相方の松千代と家路の途中、心中の片割れとされる若い娘の死に出逢う。翌日、豪華絢爛な屋形船が爆発、さらに一月後、また若い娘の不審死と花火師の無残な骸が…。実は超の付く大富豪の鉄五郎、その財力をもって、弱き者の行き場のない怨みを晴らすため立ち上がり、季節外れの大仕掛け花火で極悪人たちを吊るし上げる!
江戸有数の花街・柳橋の船宿「篠屋」に、成島柳北という、学者として将軍家に仕えて来た、俊才の誉れ高い幕臣が再来。柳北は幕府上層部の無能ぶりに苛立ち狂歌にしてからかい、奥儒者の職を解かれ閉門の身。学者であるも名うての遊び人柳北の耳に、若き日の情人・久米八が横濱で異人相手のラシャメンに身をおとすという噂が。で、篠屋の主に相談に…。(第五話「へちま」)
相手に自分の精子が入るとその心理を「スパイ精子」が伝えてくるー能力を持つ吾郎は、大学助手の百合子からある依頼を受ける。彼女が顧問をしているミス研の部員が急速に減っており、その原因はひとりのレズの学生らしいのだが、張本人を突き止めてほしい、と。吾郎は早速女子大生たちと関係を持ち、その度に「スパイ精子」を放つが…。書下し官能エンタメ!
英文学ゼミの研究室で発生した陵辱事件。ばらまかれる怪文書、謎の猥褻画、めまぐるしい議論の応酬ーあの「密室」で、何が本当に起こったのか?恋愛推理の巨匠“最後の未刊長篇”を初書籍化。本文と連動した著者自筆挿画72点完全収録の愛蔵本。