小説むすび | 2020年5月発売

2020年5月発売

ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。5ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。5

昏き者どもの拠点をつぶし、水竜の集落を救ったラックたち。 彼らは、昏き者どもに対する総攻撃と同時に、ラックたちが不在の王都にも 敵の襲撃があったことから、どこかに密偵がいるのではないかと疑い始める。 議論の末、狼の獣人族の村に出入りする物売りなどが怪しいと判断したラックは、 ケーテの背に乗せてもらい、そこに向かうことにしたのだがーー。 「……お、男の人の前で裸になるなんて! ハレンチだわ!!」 人型から竜になろうとしたケーテを見て、セルリスが絶叫した。 竜の姿になったとき服を破らないよう、ケーテは裸になってから変身する習慣なのだ。 そうして、ひと悶着ありながらも、狼の獣人村に到着したラック。 果たして懸念は的中し、彼は潜入していた密偵を始末したり、ヴァンパイアたちの襲撃を退けていく。 だが、事態はそれだけで終わらない。 今回倒したヴァンパイアの死骸から、王都を丸ごと吹き飛ばせる威力を持つ魔道具と、 敵が次々現れる魔法陣を見つけたラックは、それらを処理しつつ、迷わず彼らが出てきた魔法陣へと飛び込む。 果たして、そこでラックを迎えたのは……比類なく強大なヴァンパイア・真祖!! 王都の民を丸ごと生贄にするつもりという真祖とラックがーーいま、激突する!! 元・勇者パーティーの最強魔導士ラックが、愉快で強い仲間たちと、時にのんびり、 時に無双して楽しい毎日を過ごす大人気ストーリー、第5弾!!

失格紋の最強賢者12 〜世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました〜失格紋の最強賢者12 〜世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました〜

かつてその世界で魔法と最強を極め、“賢者”とまで称されながらも『魔法戦闘に最適な紋章』を求めて未来へと転生したマティアス。幸運にも最強の紋章を手に入れられたが、転生先の未来では魔法戦闘に最適な紋章が「失格紋」扱いされ、優れた魔法理論さえ退化させられていた。そこに魔族の陰謀を認めたマティアスは、最悪の魔族を屠り、一度は敵となった古代文明時代の王グレヴィルと疎通。無詠唱魔法普及に尽くすべく彼を王立第二学園の教師に据えた。彼から新たな脅威「壊星」について聞いたマティアスは、過去の自分・ガイアスを蘇生させ「壊星」を宇宙に還す。さらには上級魔族から「人食らう刃」を奪還、ついに『破壊の魔族』ザドキルギアスまで退けると、凶悪な魔族で溢れたダンジョンに潜り、資源を集め、新たな武器錬成を開始する。一方、ほぼ時を同じくして、史上最凶の囚人たちを捕らえたエイス王国の「禁忌の大牢獄」に新たな上級魔族が襲来。囚人たちを恐ろしい魔物『鎧の異形』に変え始めー!?

移民たち(新装版)移民たち(新装版)

どんな眼からもぬぐい去れない靄がある  異郷に暮らし、過去の記憶に苛まれる4人の男たちの生と死。みずから故郷を去ったにせよ、歴史の暴力によって故郷を奪われたにせよ、移住の地に一見とけ込んで生活しているかに見える移民たちは、30年、40年、あるいは70年の長い期間をおいて、突然のようにみずから破滅の道をたどる……。語り手の〈私〉は、遺されたわずかの品々をよすがに、それら流謫の身となった人々の生涯をたどりなおす。〈私〉もまた、異郷に身をおいて久しい人だ。個人の名前を冠し、手記を引用し、写真を配した各篇はドキュメンタリーといった体裁をなしているが、どこまでが実で、どこまでが虚なのか、判然としない。  本書は、ゼーバルトが生涯に4つだけ書いた散文作品の2作目にあたる。英語版がスーザン・ソンタグの称讃を得て、各国語に翻訳され、ドイツではベルリン文学賞とボブロフスキー・メダル、ノルト文学賞を受賞した。  堀江敏幸氏による巻末の解説「蝶のように舞うぺシミスム」から引用する。「作家の極端なぺシミスムが読者にかけがえのない幸福をもたらすとは、いったいどういうことなのか? ゼーバルトの小説を読むたびに、私はそう自問せざるをえなくなる」。

星に仄めかされて星に仄めかされて

出版社

講談社

発売日

2020年5月20日 発売

世界文学の旗手が紡ぎだす 国境を越えた物語(サーガ)の新展開! 失われた国の言葉を探して 地球を旅する仲間が出会ったものはーー? 【本書の登場人物たち】 Hiruko ヨーロッパ留学中に「母国の島国」が消滅してしまった女性。同じ母語を話す人間を探して世界を旅する。 クヌート デンマークに住む言語学者の卵。Hirukoと出会い、彼女の旅に同行する。 アカッシュ ドイツに留学中のインド人男性。女性として生きるため、赤いサリーを身にまとう。 ナヌーク グリーンランド出身のエスキモー。語学の才能豊かで、日本人を演じていた。 ノラ 博物館に勤めるドイツ人女性。行き倒れていたナヌークを救う。 Susanoo 福井で生まれた日本人。ある時から歳を取らなくなり、言葉を喪失する病気になった……? Hirukoがつくり出した独自の言語、〈パンスカ〉が見知らぬ人々を結びつける。 分断を超えた希望を描く、全米図書賞作家の新たな代表作。 第一章 ムンンは語る 第二章 ベルマーは語る 第三章 ナヌークは語る 第四章 ノラは語る 第五章 アカッシュは語る 第六章 ニールセン夫人は語る 第七章 クヌートは語る 第八章 Hirukoは語る 第九章 Susanooは語る 第十章 ムンンは語る

世界最強の魔王ですが誰も討伐しにきてくれないので、勇者育成機関に潜入することにしました。(3)世界最強の魔王ですが誰も討伐しにきてくれないので、勇者育成機関に潜入することにしました。(3)

出版社

小学館

発売日

2020年5月20日 発売

最強の魔王、交換留学生として西方へーー 帝国で起きた陰惨な事件を解決へと導いた最強の魔王。 テオドールという名の人間に化けて街の復興作業に勤しむ彼は早くも退屈を覚えていた。 自らの心に潜む破壊衝動に駆られる最中、彼が滞在する帝国の南方ミルディアナの地に色欲の魔王アスモデウスが現れる。 彼女は、帝国の西方グランデン領で相次いで起きているという神殿襲撃事件の情報をもたらす。 事件に興味はあるものの、南方で軍学校の一生徒として振る舞っている以上、縁はないだろう。 そう思っていた矢先、なんの偶然か、テオドールの西方領への留学が決定する。 他の特待生らと共に西方へと赴く彼を、赤く煌めく星々が不気味に照らしていた。 グランデンに辿り着いたテオドールらは、この地の守護者であり先の戦で最高の武勲を立て大英雄と称されるクロード・デュラス将軍と出会う。 魔神をも超える圧倒的な威圧を放つデュラス将軍を前に、彼と戦ってみたい衝動を抑えるテオドール。 この地の特待生で現役軍人のクラリスを交えて、留学生として平穏な日々送るテオドールたちだったが、裏では奇怪な事件が蠢いていた。その魔手は着々とグランデン領を侵食していくーー。

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