2024年発売
金目当ての悪女の白い結婚なんて、 いったい誰が信じるだろう? エリアナはパーティ会場で見覚えのある顔を見つけ、凍りついた。 元婚約者のレアンドロス! 6年前、エリアナは婚約指輪を返し、 別の男性と政略結婚した。病床の父と困窮した家を守るための決断 だったが、彼は知る由もない。しかも夫は事故死してしまい、 エリアナは遺産も屋敷もすべて義父に奪われて放り出され、 今は薄給のパート従業員の身。だが彼はその弱みを知ってか、 強引に彼女をパリへ連れ出し、贅沢に着飾らせ、オペラに同伴し、 ついにはベッドへ組み敷いた。ああ、これが新婚旅行だったら……。 すると突然彼女が苦悶の声をあげ、レアンドロスはショックで 呆然とした。「きみは初めてだったのか? どういうことだ?」 大スター作家リン・グレアムも惜しみない賛辞を贈る、スター作家ジュリア・ジェイムズのドラマティックなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。最愛の人から“不実な婚約者”と罵られても、ヒロインには守るべき秘密があって……。感涙必至の珠玉作!
冴えないシンデレラが恋したのは、 ハンサムで奔放な王子様。 三姉妹の末娘で、美人の姉たちと比べられて育ったレイチェル。 周りからは“シンデレラ”などと呼ばれ励まされるけれど、 私は醜いアヒルの子。きっと愛も知らずに一生を終えるのだろう。 そんな折、レイチェルは親友のいとこのザックと偶然出会う。 目も覚めるようなハンサムな実業家で、自信たっぷりな彼は、 他の女性には目もくれず、なぜか彼女だけを熱心に口説いてきた。 私をからかっているの? いったい何が狙いなのかしら。 訝しみながらも彼の魅力に抗えず、レイチェルは誘われるまま 車に乗り込むが、天候が急変して近くの宿に避難する羽目に。 しかも案内された屋根裏部屋にはベッドがひとつしかなくて……。 強引で自信家だと思っていたヒーローから聞かされた哀しい過去。それは真剣で一途な愛を求めるヒロインにはつらいものでしたが、彼への想いは高まるばかりで……。ハーレクイン・ロマンスではおなじみのヘレン・ブルックスが描くシンデレラ・ロマンスです!
若き日のほろ苦い初恋の男性が、 愛しい息子の父親がーー今、目の前にいる! アンジェリーナは16歳で産んだ息子を一人で育てている。 息子の父親はジェイク・ウィンターズ。 危険な魅力あふれる不良少年だった彼にひと目で心奪われて アンジェリーナはバージンを捧げたが、周囲に仲を引き裂かれ、 ジェイクには息子の存在さえ知らせていなかった。 ある日、突然ジェイクが訪ねてきて、二人は15年ぶりに再会する。 今や裕福な弁護士となった彼に、二人だけで夜を過ごそうと 熱く囁かれ、アンジェリーナは激しく動揺する。 息子のことを、いったいどうやって切り出せばいいの……? 1995年の日本デビュー以来、ヒット作を連発し、殿堂入りを果たしたスター作家ミランダ・リー。歳月が流れても少しも色褪せないドラマティックなシークレットベビー物語は、大スター作家リン・グレアムファンの方に特におすすめします!
聖なる夜が結ぶ、貴族とシンデレラの恋。 3話を集めた珠玉のクリスマス短編集! 大スター作家アニー・バロウズをはじめ、好感度の高いヒロインを描いて人気の作家陣がお贈りする、冬の季節にもってこいの心温まるリージェンシー・クリスマス短編集。恋にうっとりしたり、恥じらって頬を染めたりするかわいらしいシンデレラたちにご注目を!
暖炉の掃除を命じられても、 屋根裏に住んでいても、私はレディ。 天涯孤独のアレグラは優しい親戚のもとに身を寄せていたが、 親戚が亡くなるや、その新妻によるいじめが始まった。 半分イタリアの血を引くアレグラを疎ましく思う新妻は、 彼女を薄汚れた屋根裏の倉庫に追いやり、メイド扱いしようとした。 そんな不遇なアレグラだったが、ある夜会で運命の出逢いを果たすーー 女性を誘惑してもてあそぶと噂の悪名高き放蕩男爵ウィリアム。 若い娘はみな怖がってこの男爵に近づこうとしないというのに、 アレグラは彼の魅力に痺れている自分に戸惑った。 さらに、その夜会で親戚の新妻がアレグラを見世物にしようとしたとき、 ウィリアムが颯爽と前に進み出て、そつなく彼女を辱めから救い……。 亡き父が音楽家で、上流階級のうるさ型からは旅まわりの楽団の娘と見下されているアレグラは、じつはイタリアの子爵の孫娘でした。そんな彼女に目をつけた社交界随一の放蕩男爵ウィリアムは、はたしてどんな意図を持って彼女に近づいてきたのでしょうか?
〈この50人の中に、きっとあなたの味方がいる〉 多くの読者に愛され、読み継がれてきた韓国文学の必読の名作が、細部にさらなる磨きをかけて再登場。 50人の登場人物が、あやとりのようにすれ違い、重なりあい、結び合う。 一度読んだ人も、初めましての人も。読めばだれかと話したくなる、悲しくて、おかしくて、痛くて、愛おしい物語。
百年の解読 四国のハイデルベルクからシャトーブリアンの「死活」を考える、フランス文学者の仮構のふるさと探求。 戦後のオートバイ屋は、飛行機乗りの成れの果て? ラバウル小唄からトンコ節へ、大衆歌謡とエンジン音が響く、昭和百年の家族史、産業叙事詩! 《回想録ならこんな具合に見た通りに書くから悩みがない。ところがそこに虚構を交えようとした途端、整合性が崩れ、嘘が露わになってしまう。そこが素人には難しい。数学で言う線形変換のように、平行移動とか、回転や反転とか、公式を使ってやれればいいのだが、小説作法でそのマトリックスはまだ知られていないようだ。 やや広い視野で見れば、吉野川は西日本では最も大きな川の一つで、四国三郎と呼ばれ、長さは二百キロメートルに近い。筑紫次郎と呼ばれる九州の筑後川は全長百五十キロメートルに満たないから、人間なら弟の方が格下ではあっても、上背では兄に勝っている印象だ。和歌山県の北部を流れる紀ノ川の上流部分も吉野川と呼ばれる。これは修験道の聖地たる大和南部の山々から、南朝の宮居があった吉野を巡って西流するので、四国の吉野川とは紀伊水道を挟んでやや左右対称のような関係にある。四国の側は下流まで吉野川だ。雅称として「芳水」と呼ばれることもあるようだ。だから皆吉は「芳水」の中流、南岸に位置する谷口町で、ここに流入する支流が皆瀬川である。 四国山地の山々でも修験道はかなり盛んだったと思われる。皆吉駅に降り立った山伏装束の修験者たちが、駅前から国道に出る連絡路で法螺貝を吹き、揃って登山バスの乗り場へと歩いていく姿がしばしば見られた。駅前の連絡路から国道を左折すると、うどん屋を二軒おいて、三つの定期路線を持つバス会社の乗り場と事務所がある。製材所の跡地と背面を接し、その向かいには大きな構えの商店がある。ここは元来魚屋であるが、板前を抱える仕出し屋であり、魚介類や氷などの卸売りもし、裏手には広い宴会場を持っていた。これは婚礼の式場にもなった。この二軒、バス会社と鮮魚店が駅前の「分限者」であった。》(本文より)
昨年11月、惜しまれつつ逝った著者の、最後に遺された単行本未収録の短篇小説、追悼文、鎌倉の文芸誌「そして」に連載されていたエッセイを収める。巻末に三木卓文学を愛してやまない編者・小谷野敦氏の解説と年譜を収める。 詩人として、また作家、児童文学者として生涯活躍し続けた著者のスワンソング。 〈短篇小説〉 ヌートリア 来訪したもの 咳 夏、そして冬 幸福感について 寝台自動車 病室 〈追悼文ふたつ〉 辻章さんのこと 小田さんありがとう 〈文芸誌「そして」に連載されたエッセイ〉 異性の目 ハッピーエンド わが土台 小説を書きだした頃のことから 文学者の認められかた ああ、ジョン・レノン 八公の神さま 解像度と段差 録音音楽について 二〇一四年二月 最近のこと、ひとつ これからの文学 ぼくはターザン 身の上相談からはじまって 随筆文学の衰退について 【解説】三木卓の世界 小谷野敦 三木卓 年譜
最強のドラおじ、娘のために最強のダンジョン配信者を目指す! ダンジョンブレイクで家族を失い、保護したワーウルフの少女を娘として育てると決めた大屋ケント。 その愛娘、キーファとダンジョン攻略の配信活動を始めると、探索者養成学校に通っていなかったケントは独自理論で最強脳筋スキルを手に入れ、ドラゴンすらワンパンできるほどの無自覚最強状態になっていた……! そんなある日、配信中だったフォロワー150万人を誇るカリスマJK配信者の危機をうっかり救ってしまうと、素手でモンスターをワンパンする動画が大バズり。 その結果、ケントとキーファに大手配信プロダクションからスカウトの一報が届く。 爽快で豪快なケントの探索スタイルと、キーファの愛らしい姿は評判を呼び、さらには助けたカリスマJK配信者で幼い頃にケントに一目惚れしたカナとのコラボが話題を呼び、ケントたちは瞬く間にトップ配信者への道を駆け上がっていく。 しかし、その活躍に目をつけたライバル配信プロダクションの陰謀に巻き込まれてしまい……。
アイテムを合成して最強のハイゴーレムに進化!? 最強スキルで異世界を駆け上がれ! 魔獣型ゴーレム生成のハズレスキルのせいで、学園の貴族科から平民科へと転落した、名門貴族の次男ラビ。 しかし、そのハズレゴーレムが実は最強チート性能を持っており、ラビは短期間で大幅にレベルアップ。 授業でも活躍し、学園でも一目置かれる存在となっていた。 そんな中、学園の一年生が冒険者登録をし、ギルドのクエストに挑む授業が始まると、ラビは平民科のクラスメイトである弓遣いのハロウィーや魔法剣の遣い手クラウス、そして、貴族科の幼なじみであるノエルたちと災害復興のクエストに挑むことになる。 ゴーレムの能力で瞬く間に町を元通りにするラビだったが、町外れにボスレベルの強力なモンスターが現れてしまい……! 復興クエストに加え、町を救った功績で表彰されることになったラビたち一行が再び町を訪れると、そこに現れたのは、まさかのラビの兄フェルゼン。 町の教会にある女神像をめぐり口論になると、ラビは兄と決闘を行うことになり……!
最強お兄さまが社交界へ殴り込み!?運命を覆す、快進撃が今始まるーー! 死ぬ運命にある妹カロンを救おうと奮闘する伯爵令息ゼクス。 王宮からの刺客を圧倒的な力で打ち破った彼は、アカツキとの鍛錬でさらに成長し、原作の勇者や聖女を超える力を手に入れていた。 さらには土精霊ノマに「無属性」の魔力を気に入られ契約を結んだことで、伯爵領の発展も勢いを増すばかり! そんな中、聖王家からカロンを第二王子の婚約者に指名したいとの知らせが届く。 原作の第二王子がカロンを毛嫌いしていたこともあり、気の進まないゼクス。 しかし、伯爵領として完全な力がつくまでは婚約を受け入れることに。 目まぐるしく変化していく状況の中、九令式を迎えたゼクスだったが、そこで「魔法狂」ロラムベル公爵から彼の娘ミネルヴァとの婚約を提案される! 予想外の事態に戸惑うゼクスだったが、公爵はゼクスが伯爵領の真の支配者だと見抜いているようでーー? 世界最強の兄が最カワ妹の破滅回避に挑むハートフル・ファンタジー、第三幕!
超効率システムで魔物討伐! ついにレイド戦でクイーアント討伐に挑む! 異世界転移し『若返った身体』と『ステータス画面を見られる』能力だけ与えられた間宮悠人ことロキ。 元ゲーマーの知識をもとに魔物を効率的に狩り、ハイペースで成長を続けていた。 マルタの町で蟻たちを狩っていたロキは、これまでの町同様大きな成果を上げ、さらに効率的な方法を探っていた。 ギルドへの納品数も圧倒的になると、ギルマスのオランドに目をつけられてしまうも、ロキはオランドの想像以上の成果を上げ、ギルドの素材需給バランスも破壊してしまう。 そんな中、かねてから狙っていたクイーンアント討伐のレイド戦募集が始まるが、募集にはBランクハンター以上とあり、ランクの満たないロキはオランドへと相談をする。 そこで伝えられたのは、Bランクハンターとの模擬戦だったのだが、ロキはそこでも持ち前の戦術力を発揮し……! そして迎えたレイド戦の当日。 ギルドの精鋭たちとクイーンアント討伐戦が始まる! "廃神"ゲーマー式異世界攻略譚、第4巻!
辺境の最強夫婦が国際問題も解決!? 『芋くさ令嬢』と呼ばれ、王女の命令でナゼルバートと結婚することとなったアニエス。 元気いっぱいな息子ソーリスに手を焼きつつも領主夫人の仕事もしっかりこなし、充実した日々を過ごしていた。 そんな中、隣国ポルピスタンの王子バレンが屋敷を訪れる。 ラトリーチェの子供の成長を祝うためやってきたバレンだったが、マイザーンの侵攻など悩み事が多いのか少し疲れている様子。 マイザーンの侵攻はポルピスタンの隣にあるスートレナにも影響があり助力を求められるが、ナゼルバートは手いっぱいだと介入しないことを決める。 その後、バレンとともに王都へ向かうアニエスたち。 すると道中、思いつめた様子のケリーから望まないお見合い話を持ち込まれていると相談される。 大事な侍女のためアニエスは王都近くにあるケリーの実家へ向かうのだが、見合い話を持ち込んできたのがマイザーンとの取引で台頭してきた商会だと発覚しーー?
小泉今日子、小林聡美ダブル主演でテレビドラマ化した原作の待望の続編! 生家の団地に暮らす、なっちゃん(桜井奈津子)とノエチ(太田野枝)。 イラストレーターのなっちゃんはフリマアプリで「不用品」を売買し、大学非常勤講師のノエチとおしゃべりをしては、近所のおばちゃんたちを手助けし、ちょっとした贅沢を楽しむ。共同菜園でイチゴを摘んだり、フリマイベントに出店したり、健康診断の結果を気にしつつも台湾料理をつまみに台湾映画を楽しんだり…。 50代(前半)、独身、幼なじみ、変わらない二人の生活。 幸せのひとつの形を描く、理想的な「二拠点生活」物語。 目次 第一話 バターをやめた(い)日 第二話 収穫びより 第三話 ちょっと出ようよ 第四話 思い出の食器たち 第五話 いる? いらない? わからない
小蔵屋、まさかの閉店。 静かな時間が流れる、いつもの小蔵屋。 オーナーシェフだったバクサンが引退し、お祝いをするお草だが、心には一抹の不安が。 一つ、不審な間違い電話が相次いでいる。 もう一つ、久実の婚約者・一ノ瀬が8ヵ月以上も店に顔を出さないのだーー。 小蔵屋に、何が起こっているのか? 止まっていた時間が、動き出す。
「はろー、愛ちゃんだよ」18歳のオープンリーゲイ愛は、「失恋」をきっかけに動画配信を始めるー。約10年にわたる“モテる”人生の軌跡。愛ちゃんの年下の幼馴染・太良のキャンパスライフ「太良の法学ノート」を同時収録。第5回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作。
新宿区在住●20代●裏アカ男子♂の令和五年 形のない「私」を言葉で照らし出す著者の狂いのなさに、 読む者は狂い出しそうになるだろう。 事件は起こらない。しかしこの小説の誕生は事件だ。 ーー金原ひとみ === なにもかも守れていないから 私のところに来るんじゃないの。 「私」にはいくつか顔がある。マッチングアプリでノンケの男を釣って喰っては「たいちょー」として行為シーンを裏アカに上げ、平日昼間はSIer企業の院卒若手正社員「忠岡」として労働しながら、新宿区住まいの家賃のために「うたちょ」の姿で男の娘コンカフェのキャストとして立つ元“高専の姫”ポジションーーペルソナたちがハレーションする、どうしようもない人間のどうしようもない梅雨明けまでの一ヶ月。
スカダー・シリーズ終幕 父と母、幼い弟の死。警官時代の相棒との逸話。 はじめて犯罪者を射殺した日。復讐者との因縁。 そして少女を死なせてしまったあの日ーー。 記憶を探りながら諦念を交え静かに語る 最後のマット・スカダー。 死は、生きている者たちにどんな影響を及ぼすのか。弟の死は、スカダーの父と母を変えてしまったという。エストレリータの死はスカダーを破壊した。スカダー・シリーズの中核には「死」がつねにあった。スカダー・シリーズの題名のほとんどは「死者」や「墓場」といった「死」と直結する言葉を含んでいる。死という喪失は、このシリーズの最大のテーマだった。本書もまた例外ではない。 ーーーーーーーーー霜月 蒼(ミステリー評論家)