制作・出演 : クリスチャン・マクブライド
2006年の『フィーリング・グッド』で話題を集めた二人が再び顔を合わせた2008年の話題作。今回のテーマはブルース。1930年代から90年代まで長年歌い継がれてきたさまざまな名曲にスポットを当て、ソウルフルでコンテンポラリーなテイストをもった作品に仕上がった。
制作・出演
エヴァレット・ハープ / クリスチャン・マクブライド / ジョージ・デューク / ティーナ・マリー / ハワード・ヒューイット / ラシェル・フェレル / レオン“ンドゥーグ"チャンクラー / ヴィニー・カリウタ制作・出演
エリック・クラプトン / ギル・ゴールドスタイン / クリスチャン・マクブライド / ジョス・ストーン / スティーヴ・ガッド / デレック・トラックス / デヴィッド・サンボーン / ラッセル・マローンフュージョンで一生を風靡したサンボーンは、年輪を重ねるにつれて伝統的なジャズの要素も取り入れ、さらに独自の境地に達してきた。今回はエリック・クラプトン、デレク・トラックス、サム・ムーアといったゲストを迎え、サンボーン節を全開させる。
制作・出演
クリスチャン・マクブライド / クリス・ボッティ / ジェームス・ジーナス / ディーン・パークス / デヴィッド・フォスター / ビリー・キルソン / ビリー・チャイルズ / ヴィニー・カリウタ人気トランペット奏者クリス・ボッティのイタリア名曲集。ロマンティックでリリカルなスロー・ナンバー中心。子供の頃住んだイタリアへの憧憬を綴った。「イタリア」はアンドレア・ボチェッリをフィーチャー。「見慣れた面影」はディーン・マーティンの1957年録音と合成共演した。
制作・出演
アイアート・モレイラ / アントニオ・サンチェス / エディ・ゴメス / クリスチャン・マクブライド / ジェフ・バラード / ジャック・ディジョネット / ジョン・パティトゥッチ / チック・コリア40年以上、ジャズ界の中心、先端を歩み、幾多の名作を残したチックの、5つのトリオによる豪華ボックス。各時代のキーマンとなった奏者を5枚に配し、チックの変遷の一端を垣間みられるのは大きな魅力。[1]のジョーはJ.ヘンダーソン(sax)。この三人では初共演でジョーへの想いを込めた「ドクター・ジョー」も初出。[2]はマイルス、[3]はセロニアス・モンクへのオマージュ。[4]はB.エヴァンス(p)に捧げられ、ゴメス起用は必然。チックの美麗な無伴奏ソロにゴメスの粘っこいベースとモレイラが加わり、徐々にラテン調に移行するスリリングな「ウィズ・ア・ソング・イン・マイ・ハート」。唯一の新人起用[5]もジャズの明るい未来を予見させるもの。名リーダーほどリズムに固執し、恵まれる。チックのキャリアに多大な貢献をした奏者との本作は回顧ではない今現在〜未来の彼らの最新超大作だ。特典盤[6]には「スペイン」収録。★
現代アメリカを代表するピアノ弾き語りシンガーの初のベスト盤。ボッサの1曲目、ブルージィな2曲目、バラードの14曲目とどんな曲調でも貫禄たっぷりなのが持ち味。C.オガーマンの編曲が優美な5曲目、ディープな歌唱が光る11曲目、トム・ウェイツ作品を粋にカヴァーした13曲目は未発表曲。
制作・出演
アリ・ジャクソン / クリスチャン・マクブライド / クリス・チーク / ジョシュア・レッドマン / ジョー・ロヴァーノ / ドゥェイ・レッドマン / ブライアン・ブレイド / ラリー・グレナディアジャズ界のエリート通算11枚目のアルバムは、ベースとドラムの伴奏のみで新たな可能性を模索した文字どおりの意欲作。ロリンズの名盤『ウェイ・アウト・ウエスト』の21世紀版といったところか。世代の異なる同業者との共演も3曲収録。日本版のみの2曲追加。★
実力派ジャズ・シンガー、カート・エリングの久々のアルバムはコンコード移籍第1弾。スタンダード・ソングのほかに、ジャズメンの曲や演奏に歌詞を付けて歌ったり、詩人の詩に曲を付けて歌ったり、エリングらしさを発揮。全体的にはメロウでリラックスした仕上がり。
90年代から輸入盤が話題になっていた歌手。ついに日本盤登場。1959年シカゴ生まれ。これはテラーク第1作で、ブルースを基調にした選曲。スケールの大きい、ダイナミックな歌い方が特徴。スキャットも達者。アップ・テンポで畳みかける一方、バラードはしっとりと。
制作・出演
DJロジック / JennySchienman / クリスチャン・マクブライド / ジェイソン・モラン / ジェフリー・キーザー / チャーリー・ハンター / テレオン・ガレー / ロン・ブレイク発売元
ピーヴァインレコード制作・出演
エリック・マリエンサル / クリスチャン・マクブライド / グレッグ・アダムス / ジェームス・ジナス / ジュリアン・レイジ / テイラー・アイグスティ / ビリー・キルソン / ルイス・ナッシュ神童と謳われたピアニストの5作目。2006年現在21歳、テクニックは申し分ない。二つのリズム・セクションを使い分けて、クラシック、TV番組の主題歌、オリジナル、スタンダードと雑多な曲群を自分色にまとめて弾ききる。アレンジに現代性を感じて好感が持てる
ジャム・バンド的な活動も展開するマクブライドだが、ここではストレートアヘッドな演奏でチックをバックアップ。(2)(4)(7)といったお馴染み曲ではベースが変わったぶんの演奏の変化が楽しめる。スーパー・トリオであるとともに、多様な三人の集積が楽しい。
ジャズ・ヴォーカル界のお色気女王と呼ぶなかれ。ベスト・アルバムとなる本作、なかでもスケール感あふれる(5)などを聴けば、その悩ましげな声のなかにもしっかりとしたテクニックが裏づけられているのがわかるハズ。でも悩殺ポートレートにはやっぱりニンマリしちゃうけど。