発売元 : 株式会社ポニーキャニオン
ベテラン・ドラマー大隅寿男の意欲作。フロント2アルトの編成が非常に新鮮、特にモンクの名曲「ウェル,ユー・ニードント」での2管によるテーマの展開はスリリングで、この曲の後半の盛り上がりを予感させる。7、10曲目は好きな曲、安定感のある大隅のソロがいぶし銀のように際立つ。
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株式会社ポニーキャニオン新進女性トランペット奏者、市原ひかりの通算3枚目。前作同様、ニューヨークで録音した4ビート・アルバム。ニューヨークの腕達者たちを迎え、スタンダードの名曲を取りあげた。「走馬灯」「And they lived happily ever after」は市原のオリジナル。吹きっぷりのいいこなれた4ビート演奏をしめす。
団塊世代に向けた旭化成ヘーベルハウスのCMソングをパッケージしたシングル。定年退職した夫と妻の心情をコミカルに歌ったデュエット曲「「大人のリビング」の唄」と、爽やかな歌唱が響く「みどりのそよ風」を収録。
夫婦デュオ、ル・クプルの藤田恵美による2007年5月発表のシングル。ペットを失った人びとの心を癒すと評判になった英語詩に曲をつけた心温まるナンバー。ペット版「千の風になって」とも言えそうだ。
LaLaTVの人気ドラマ『宮〜ラブ・イン・パレス』に主演してブレイクしたジョンフンのシングル。古内東子作詞・JUNKOO作曲のコンビによるラブ・バラードをジョンフンの甘いヴォーカルでしっとりと聴かせる。通常盤では「READY TO GO!」を収録。
八代目正蔵(彦六)の後継者として芝居噺や音曲噺で知られる林家正雀のCDが3枚。名演集1の「紙屑屋」は大滝詠一が「夢で逢えたら」で借用した、枕抱えて〜のネタもと。「笠と赤い風車」は作家の平岩弓枝が八代目のために書き下ろした作品。名演集2の「不孝者」では新内で粋なノドを聴かせる。「男の花道」での口上は芝居好きの本領発揮。名演集3の「豊竹屋」では学生時代から習っていたという本寸法の義太夫をきっちり、かつ面白味タップリに聴かせる。「文違い」では遊女の手練手管と本気の巧みな演じ分けに芝居の素養の確かさがうかがえる。
柳家小さん門下の四代目柳亭市馬。2006〜2007年の鈴本演芸場と池袋演芸場での高座をライヴ収録。「お神酒徳利」の煤払いをきっかけに始まる善人の言い訳の嘘が、次々と事件を生んでしまう奇想天外の展開を見せる。噺と市馬の真っ直ぐな口調とがマッチしている。人情噺によっては多少だが、辛気臭く感じる面もある市馬だが、「ねずみ穴」ではそれがリアルな夢となり、わかっていながら、兄への恨み辛みが真に迫り、夢から醒める落ちで一気に救われる。2集に収録の3席では、噺に軽妙さがあって、展開も快速である。
アントニオ猪木永遠のライバルとしてお馴染みのレスラー、ハルク・ホーガンの愛娘のデビュー作。父親譲りの恵まれたボディ・ラインもさることながら、ビヨンセらを手掛けたスコット・ストーチをプロデューサーに迎え、ラップを交えたモダンなダンス・ポップ作に仕上げた。
表題に読める無国籍性を感じつつ、だが強く思いを寄せる場所/情景が見えるようでもある。烈しく、また美しく、ラテン性を織り込みつつ繰り広げられる新鮮な感触のロック。カナダのバンド、ブロークン・ソーシャル・シーンのアンドリュー・ホワイト(g)率いるバンドの2作目。
NHK-BS『素晴らしき音楽仲間』レギュラー出演など幅広く活躍するピアニスト、井上ゆかりのメジャー・デビュー作。ピアノ・トリオ編成で自作の5曲やホルストの「ジュピター」、スタンダード・ソングなどを収録。軽快でメロディアスな安定感のあるピアノ・プレイで魅了する。
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株式会社ポニーキャニオン2002年、19歳の若さでデビュー、その後もコンスタントにアルバムを発表してきたファリナッチの通算6枚目。4曲はテナー・サックスを含むクインテットで、残りはワン・ホーン編成。ハード・バップの人気トランペッターゆかりの名曲を中心に溌剌とした演奏を展開。
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株式会社ポニーキャニオンストーリーヴィルのシリーズ企画。ヴァイタルに突っ走るグリフィンはまたここでも圧巻。特に「イフ・アイ・シュド・ルーズ・ユー」のプレイには彼らしい味わいのある多くのフレーズとハードな面が実現されている。ケニー・ドリューも本来のプレイで生き生きとプレイ。紛れのない好演奏だ。★
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株式会社ポニーキャニオンドラムの巨人ロイ・ヘインズがデンマークの精鋭と共演した94年デンマークにおけるライヴ集。ロイのパワフルなドラミングをバックに各人がフィーチャーされる。トーマス・フランク(ts)のスケール感の大きいソロが聴きもの。そのフランク作「ア・ラ・ブルース」「ブライト」以外はスタンダード。