2002年11月20日発売
制作・出演
アイリーン・ファーレル / アーサー・フィードラー / オグデン・ナッシュ / サムエル・リップマン / サン=サーンス / ヒュー・ダウンズ / ボストン・ポップス管弦楽団 / マーティン・ホーアーマン / レオ・リトウィンフィードラーは半世紀にわたってボストン・ポップスoを率いてきたが、これは彼らの代表盤ともいえるアルバムのひとつ。オーケストラ入門のバイブルともいえるサン=サーンスとブリテンの名曲を実に活き活きと描く。エミー賞を受賞した名アナウンサーの語りも聴きもの。
かつて世界に轟いた“フィードラー/ボストン・ポップス”という伝説的コンビならではの魅力を再現する作品。流麗で沸き立つようなメロディと晴れやかに気持ちを高揚させるリズム、オッフェンバックとロッシーニ〜レスピーギ作品に、新鮮な生命を吹き込む見事な録音だ。
「カルメン」には名曲が目白押しだ。その声楽部分までも別な楽器に置き換えた版がこれ。オペラの曲順通りに全20曲が並ぶ。アメリカでは著名な作曲家でアレンジャーのM.グールドが、原曲のオーケストレーションを損なうことなしに編曲した。演奏もすこぶる良い。★
大林宣彦映画のイメージがこびりついてる頭には、この人のアルバムの出来の良さ、ロックっぽさは目からウロコ。自宅のCD棚に趣味の良い洋楽が並んでるのが容易に想像できる。今作はアコースティックな音触りとイケてるヴォーカル、作詞がよくマッチ。
デビュー時から時代に噛みついてきた泉谷がエレック時代に残した名作を1枚に収録。70年代からレゲエ、パンクなどを取り入れた彼の音楽センスや、存在感のある詩は今こそ再評価されるべき。
デビュー25周年を迎えた彼がフォーライフ時代に残したヒット曲をコンパイルしたベスト。70年代のソフト・ロックを背景に作られた彼の作品は、今でも十分に楽しめる高水準なものばかり。
レーベルを超えたコンプリートなベスト・アルバムがついに登場! トリオ、フォーライフ、ワーナー各時代のヒット曲がもれなく収録されており、これから聴く人にはオススメの1枚。
RCサクセションを経て、多くのミュージシャンたちにリスペクトされ続ける仲井戸麗市、デビュー時の記録。名曲「さなえちゃん」「ポスターカラー」など、彼の魂の原点がここにつまっている。
坂本龍一が1981〜84年に制作したCM音楽を19曲。CM音楽は、究極の商業音楽であると同時に、制作者にとってはいろいろな意味での実験の場にもなる。クライアントの要求のなかで、新たな坂本ワールドの芽がヒョコッと顔を出している箇所もあって、興味深く聞ける。
80年代前半に作られた、坂本龍一のTV番組のテーマ曲、未発表のインストゥルメンタル作品、同じく未発表のコンピレーション・ワークスを集めたアルバム。11曲目の「Snake & Lotus」と13曲目の「82.7.7 Yano Music No.1」が未発表曲。
80年代半ばのバンド・ブームの頃に輩出したバンドたちを彷彿とさせるような世界。それはたとえばジュン・スカイ・ウォーカーズ、ブルーハーツ、カステラ……。荒削りでシンプルでわかりやすくて、元気で。そしてポップ。まっすぐな感じが、好感。★