2003年6月18日発売
Double Double Bass SessionDouble Double Bass Session
静謐なリリシズムで知られるピアニストが、アコースティック・ベースと共演したユニークなトリオ・アルバム。2本のベースから紡ぎ出される深みと温かみのあるサウンドがピアノの調べの清らかさを際立たせる。寡黙だが饒舌なしみじみと味わい深い作品。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/ピアノ・ソナタ第2番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/ピアノ・ソナタ第2番
ときにやや一本調子になるとはいえ、小山らしい抒情的な温かさや、非常に瑞々しい表現が多々聴かれ、存在価値はあると見た。これは協奏曲、ソナタ同様で、特筆されるのはフェドセーエフの伴奏のスケールの大きさと豊かな雰囲気。録音も、共に非常に良い。
トゥルー・ラヴ・ウェイツ〜クリストファー・オライリー・プレイズ・レディオヘッドトゥルー・ラヴ・ウェイツ〜クリストファー・オライリー・プレイズ・レディオヘッド
イギリス人のクラシック・ピアニストがレディオヘッドの代表曲をピアノ独奏用にトランスクリプションし、自演したアルバム。普段から未発表音源の発掘などにも熱心とのことで、シンプルかつ微細な特徴をまったく落とさないアレンジと演奏の妙に、熱烈なファンぶりが透けて見える。