2007年7月発売
ゲーム音楽や劇伴なども手がける作曲家、松本慎一郎を中心とした3人組ユニット、ラブソルフェージュのデビュー・アルバム。クラシック音楽をベースにしたサウンドを特色とし、“アダムとイヴ”をモチーフに少女の二面性を巧みに表現している。
クラシックをネタにアイディア満載の音楽づくりを続けるコンビのアルバムは、鉄道マニア必聴の内容だ。バッハの名曲と山手線の発車メロディを合体した「山手線上のアリア」、往年の寝台特急の雄姿を掛け合わせた「ダブルコンチェルト 寝台特急“月光”」など、まさに電クラ(電車+クラシック)の名に恥じない面白さ。
イギリスはウェールズ出身のメタル・バンド、アンテリアのデビュー・アルバム。アグレッシヴで強烈な印象を与えるギター・リフやストレートな疾走感、キャッチーなメロディなど、聴きどころ満載の一枚だ。
ヒップホップ・シーンでのレゲエを定着させたパイオニアによる邦楽コンピ。MINMI、RYO THE SKYWALKER、BOY-KENから間重美まで、ダンスホールを間違いなく盛り上げ、ハートをピースフルにする楽曲をノンストップ・リミックス。
三人組美少女グループのサード・アルバム。リゾート・ムードあふれる正面切った“ザ・夏”なムードが楽しい。目の保養にブックレットを眺めながら奄美弁講座やご愛嬌たっぷりの島唄を聴いていると、我が家の蒸し暑さも軽減された気が。
古稀(70歳)を迎えて初となる加山雄三のシングル。作詞は谷村新司、作曲は弾厚作こと加山雄三自身が手がけている。年輪を重ね、ますます深みを増したヴォーカルが胸に染みる名曲だ。
おなじみ「情熱大陸」の2007年ヴァージョンは、布袋寅泰の手によりファンク&ロックなテイストに。哀愁あふれるラテン・タッチの「約束の街」はJazztronikの野崎良太がプロデュース。鳥山雄司とのコラボレーションから生まれたラストの「交響詩“希望”」は、10年のソロ活動を物語る集大成的ナンバー。