著者 : マヤ・ブレイク
乙女は王子の子を授かるとも知らず、 分不相応な恋に焦がれていく……。 一国の王子であり“オートクチュールの帝王”と呼ばれるテオの下で 働きながら、サビーンは長年彼に片想いをしていた。 彼は女性関係が華やかなことでも有名な男性だ。 半年前、彼女は熱いキスをされてますますテオに夢中になった。 いいえ、既婚者だった元恋人にだまされ、最愛の祖母を亡くした私は、 王子のたわむれを勘違いしているだけなのよ。 しかし仕事がうまくいかず、落ちこんでいたときに現れたテオを見て、 サビーンは彼への想いをとめられなくなってしまう。 もう一度だけ、あのキスを経験したいと思うのは私のわがままなの? 第1作が絶賛されたミニシリーズ〈愛と銀の瞳の王位継承者たち〉の第2作をお届けします。傷心のヒロインを癒やしたのは仕事のときは厳しいボス、プライベートでは思いきり甘やかしてくれる王子というヒーローで……。ときめきが欲しい方、必読です!
生活苦の中、報酬のいいパーティで給仕をしていたエデンは、カルタナのアザール皇太子にいきなり逮捕されそうになった。罪を犯したと言われるが、彼女にはまるで心当たりがなかった。翌日、エデンが息子と出かけて自宅へ帰ってくると、またしてもアザールが護衛の者とともに現れ、彼女を尋問した。我が子と皇太子を見比べて、エデンはとてつもない真実に気づく。事故で記憶を失い、息子の父親が誰なのかわからなかったけれど、この子はアザールにそっくりだし、銀色の瞳も同じだ。まさか…私の子供はカルタナの皇太子の子供なの?
息子の命を守る方法はひとつ── 非情な大富豪の花嫁になること。 メイジーは突然訪ねてきた男性を見て、はっと息をのんだ。 5年前、旅先で一夜を共にしたイタリア人富豪ロメオ── 彼には私の名前以外、何も伝えていない。なのに、なぜ今ごろ 私の居場所を捜し当て、こんな田舎の村まで押しかけてきたの? まさか……あの一夜で私が妊娠して、密かに息子を産んだことを 知られてしまった? まさにロメオはすべてを把握していた。 険しい顔で子供と面会させるようメイジーに要求し、間違いなく 自分の息子だと確信すると、すべてを捨てて彼と結婚するよう 迫ったのだ。「その子は命を狙われている。僕にしか守れない」 急な話に動転しながらも、メイジーは彼を信じるしかなくて……。 田舎の村でひっそりと暮らしていたシングルマザーのヒロインは、究極の選択を迫られます。ヒーローを付け狙うマフィアが息子にまで魔の手を伸ばしていると知り、彼との結婚を選びますが……。最後まではらはらさせられる、シークレットベビー・ロマンス!
オレンジの木の下でキスをした昔の恋人に、 あまりに非情な契約結婚を命じられて。 父の葬儀の日、オデッサは絶望の中にいた。 ずっと娘を支配してきた父はいなくなったが、 彼女と裕福な老人との結婚が立ち消えになることはなかったからだ。 その男に手首をつかまれ、もう逃げられないと観念したとき、 オデッサは氷のような美貌を持つギリシア富豪アレスに救われた。 10年前に自分を捨てた恋人の彼にすがるしかもはや道はなく、 彼女は痛む手首をさすりながら懇願した。「私をここから連れ出して。 あなたの欲しいものはなんでもあげるから」 だが、富豪が突きつけた条件はあまりに残酷だった。「君には僕と 5年間、結婚してもらう。そして子供を2人産み、親権を僕に渡せ」 家の支配から逃れたいヒロインが飛びこんだのは自由のない結婚生活のはずでしたーー冷酷なヒーローに昔と同じく胸がときめくことを除けば。大スター作家S・ケンドリックのドラマティック・ロマンスが好きな方は見逃せないスター作家M・ブレイクの作品です!
偽りの婚約指輪に、偽りの誓いのキス。 でも、私が欲しいのは真実の愛。 ボスはこのダイヤの婚約指輪を誰に贈るのかしら? 指輪を戯れにはめてみた秘書マレカの胸中は複雑だった。 ボスである大富豪カエタノに頼まれて指輪の選定に来たものの、 彼への密かな憧れは隠せない。そのとき、高級宝石店の店内に 突然火災報知器が鳴り響いた。指輪をはめたままのマレカは、 店に飛びこんできたカエタノに抱きかかえられて救出された。 だが、この写真と共に彼女が婚約者だと誤って報道されてしまう。 呆然とするマレカに、彼は百万ドルの契約結婚をもちかけた。 結婚初夜の一夜限りの関係──偽りの夫婦だったはずが……。 大スター作家シャロン・ケンドリックを思わせる、ボスと秘書の切ないロマンスをスター作家マヤ・ブレイクが描きます。思いがけずヒーローの子を身ごもったヒロイン。ビジネスのための結婚だとわかっていても、やがて虚しさに耐えきれなくなって……。
愛を知らない家なき乙女が、 一夜で宿した新しい命はーー。 両親の死後、養護施設で育ったジーニーには密かな夢がある。 天才的頭脳を金儲けに利用した両親からもらえなかった愛情を、 子供を産んで注ぎたい。苦学して、ソフトウェアの設計で 生計を立てる彼女のもとにある日、浅黒い肌の官能的な富豪 セヴェが訪ねてくる。購入提示額があまりに莫大で驚くが、 彼に一目惚れし、“子供を授けること”を売却の条件にした。 すると一笑に付されたものの、契約で彼の家を訪れた夜、 誘われるままジーニーは身を捧げてしまう。やがて妊娠が判明。 動揺しつつも、仕事のため外国行きの飛行機に乗り込んだはずが、 離陸直後、セヴェが現れた。「僕の国で子供を産んでもらう」 プライベートジェットで彼の国にさらわれたヒロイン。想定外の恋におち妊娠した、空気を読むのが苦手で頭脳明晰な彼女はーー?個性的なヒロイン像が人気のスター作家マヤ・ブレイク作品は、大スター作家S・ケンドリックファンのあなたに特におすすめです。
以前の冷たい夫と、今の穏やかな夫。 教えて、どちらが本当のあなたなの? 10カ月前にヨットから落ちて行方不明だった夫が見つかった? 探偵からの連絡を受け、すぐさまギリシアへ飛んだイミーは、 夫のゼフに会うなり仰天した。嘘でしょう? あの冷酷だった海運王が、こんな優しい笑顔を見せるなんて。 ゼフは妻の存在はもちろん、すべての記憶を失っていた。 じつはイミーとゼフは3年契約の偽りの夫婦だった。 仇敵の娘であるイミーを強引に娶った彼は、妻に指一本触れず、 ずっと蔑んできた。彼女に残された希望は契約満了後の離婚だけ。 だがゼフにキスされた瞬間、イミーは不覚にもときめいて……。 名ばかりの花嫁としてヒーローに贈られたヒロイン。戸惑いながらも互いに惹かれ合う気持ちを抑えられず、ついにある晩、ふたりは本当の夫婦に。そんな矢先、ヒーローの記憶が戻り始めて……。マヤ・ブレイクの個性が光る、珠玉の夫婦再生ロマンスです!
私が国王の花嫁に? しかも、世継ぎを産むことになるなんて! ああ、なんてこと……。リヤール王妃の侍女アナイスは悲嘆にくれた。 国王夫妻が悲劇的な飛行機事故で亡くなっただなんてーー。 いつ涸れるとも知れぬ涙を流す彼女に、寝耳に水の縁談が舞い込む。 新国王が、堅物で有名なアナイスに白羽の矢を立てたのだ! プレイボーイのジャビド王子が、なぜ? 数年前、フィアンセに裏切られたアナイスは傷心を抱え、 逃げるように、この遠い異国へとやってきたのだが……。 悩んだすえ、彼女は求婚を受け入れた。 まさか、世継ぎをその身に宿すことになるとは夢にも思わず。 私がまだ本当は清い体だなんて、絶対に彼に知られてはだめよ……。 男性嫌いの侍女と放蕩者で鳴らす傲慢な王子は、互いの亡きいとこの祖国のために、10年の期限付きで結婚します。ヒロインは決して彼とベッドは共にしないと、修道女のように固く心に誓ったものの、プレイボーイの魔手から逃げきれるはずもなくーー!?
夫を事故で亡くしたばかりのパーラは街をさまよっていた。身寄りのない彼女を名ばかりの妻にして、虐げ続けてきた夫からようやく解放されたものの、不安でたまらなくなったのだ。バーに入ったパーラは、一人の男性に思わず目を奪われた。美しい横顔に刻まれた深い孤独と哀しみの陰ー生まれて初めての情熱に溺れ、彼女は純潔を捧げてしまう。ところが葬儀の当日、斎場で彼と鉢合わせして仰天した。アリオン・パンテライデス?夫のボスの兄だったなんて…。恥知らずな女だと蔑まれ、傷ついたパーラはまだ知らなかった。まさかおなかに彼の子を身ごもっていようとは。
恋が実る日はこなくても、 あなたのそばにいられれば、それでいいの。 ギリシアの海運王、サキスの有能な秘書ブリアナ。 ロボットのように黙々とボスの命令に従いながら、 じつは彼への恋心を胸の奥に秘めている。 だがサキスに熱いまなざしを向けられるたび、彼女はおびえた。 いくら興味を持たれたからといって、恋に目がくらんではだめ。 愛なんてなくても生きていけるはずよ。 名前を変えるほどの事件が起きた過去を彼に知られたら、 私は生きていけない。ああ、もっと早く彼に出会えていたら。 だから今は秘書としてそばにいられればそれだけでいい……。 傲慢なヒーロー像とダイナミックな作風でHQロマンスの大人気作家となったマヤ・ブレイク。今作では、過去の出来事のせいで傷つき心を閉ざすヒロインの、せつない片想いを描きます。関連作『喪服の愛人』もあわせてお楽しみください。
なぜか冷淡になった億万長者の夫。 私のせい? それとも、何か秘密が? 「君がどんなに魅力的でも、僕は君と結婚するべきではなかった」 夫のチェーザレの口から放たれた言葉に、アーヴァは凍りついた。 イタリアの湖畔に大邸宅を構える億万長者との出会いは電撃的で、 二人とも瞬時に燃えあがり、気づけば純潔を捧げていた。 そのあとの妊娠と結婚は、家族との縁が薄いアーヴァにとって、 やっと安らぎの地を見つけたような奇跡だった。 ところが娘が生まれるやいなやチェーザレは仕事に没頭し、 まったく家庭を顧みなくなる。理由を聞いても無視されるだけ。 もう愛は終わったの? 独りの寝室で、アーヴァは涙に暮れ……。 熱い電撃婚のあと、ヒロインは原因不明の冷えきった結婚生活を耐え忍んでいます。頑なに口を閉ざしていたヒーローが最後に明かす驚くべき真実とは? 今やハーレクイン・ロマンスを代表する作家となったマヤ・ブレイクのドラマティックな名作をお見逃しなく!
百万ドルの小切手を私に叩きつけた人が、 結婚して息子と暮らしたいですって? 両親のいないエヴァは貧しい中、必死に家族のために働いていた。 ある夜、彼女の家の前に高級車が何台もとまった。 そこから降りてきた男性を見て、エヴァは仰天する。 億万長者のエコウとは、かつて一夜をともにしたことがあった。 警察を従えた富豪は、彼女の15歳の弟を犯罪者と決めつけていた。 けれど、エヴァが守りたい“秘密”については一言もふれない。 覚悟していたとはいえ、彼女の胸は悲しみでいっぱいになった。 なぜ前も今も、あの夜授かった命などなかったふりをするの? なのに実際に赤ん坊を目にするなり、「妻になれ」なんて……。 M・ブレイクのドラマチックな2部作〈華麗なる富豪兄弟〉の2作目をお届けします! セクシーな富豪ヒーローは赤ん坊を産んでいたヒロインに驚きます。彼が知っているはずなのに知らないふりをする理由とはなにか? 読みはじめたら最後、目が離せません!
家族に“裏切り者”と言われても、 赤ちゃんは守ってみせるーー。 アメリは十代のころからアトゥに熱烈な恋をしていた。 二人の家はお互いに長子を亡くすという悲劇を経験して以来、 ビジネス上の争いを続けていた。つまり、不倶戴天の敵だった。 それから8年後のある日、アトゥが突然アメリを訪ねてきた。 今や成功者となった富豪の目的は、彼女の家族の財産を奪うこと。 だが同時に、実らなかった恋をかなえればいいとも告げる。 アメリは一度だけと決めて誘われるまま一緒に外国へ行き、 アトゥのために長年守ってきた純潔を捧げた。 旅から帰ってきた彼女のおなかには、新しい命が宿っていて……。 お互いのきょうだいを亡くしてから、ヒーローへの想いを封じてきたヒロイン。決して許されないと知りながら熱い誘惑に身を任せますが、その代償はヒーローの残酷な裏切りでした。二人の間にできた天使は両家の争いをおさめ、愛を運んでくれるのでしょうか?
デルフィーンは300万ドルの負債を抱え、窮地に立たされていた。そこへサンカリアーノの国王ルッカから直々に仕事が舞いこむ。王国の催事に協力すれば、報酬は300万ドル。ただし、彼の恋人として振る舞うことが絶対条件だという。じつはルッカとデルフィーンは1年半前まで恋人同士だった。だが、王妃どころか愛人にさえふさわしくないと誹謗され、追いつめられたデルフィーンは、黙って姿を消したのだった。しかも直後に妊娠に気づくも流産し、深く傷ついていた。彼は私を恨んでいるの?涙を隠し、彼女は要求を受け入れた。
夫にとって“本物の結婚”は、 愛はなくてもベッドを共にすること。 アレクシスには、1年前から形だけの夫がいた。 上司である弁護士クリストスの願いで契約結婚に応じたのだ。 彼が祖父の財産を相続するための事務的な結婚だったが、 二人はある夜、ふとしたきっかけで熱く体を重ねてしまう。 互いに過ちと認めて結婚を続けることにするも、アレクシスは、 あの情熱を忘れられないのは私だけなのかと苦しむ。 そんな折、祖父に結婚が本物だと証明する必要に迫られる。 祖父の前では熱々の夫婦を演じ、寝室ではよそよそしい夫が、 ふいに彼女に言った。「この結婚を、本当のものにしないか?」 愛なのか、欲望なのか……互いに悶々とするヒーローとヒロインの心の内を鮮やかに描き出して魅せる人気実力派作家マヤ・ブレイク。心に傷を持つ二人は、書類上の結婚から、夫婦として夜を共にする結婚へと駒を進めますが、愛を認めることだけはできなくて……。
病身の母を抱え困窮するフェイは、意外な報せを受けた。いまは亡き継父が、彼女に財産を遺していたらしいのだ。伝えに来たマチェオ・フィオレンティは大企業の経営者で、相続には、彼の部下として短期間働くことが条件だという。傲慢だけれど魅惑のオーラを発するこの男性の下で…?彼をただ見つめるだけでなぜか胸がざわめくというのに。マチェオは意味ありげに「君が住むのは僕のヴィラだ」と言う。フェイは気を引きしめた。彼に惹かれてはいけないわ。だが屋敷で顔を合わせるたび、二人の性的緊張は高まりー。
ミアはイタリア富豪でボスのロッコと公私ともに親密な間柄で、幸せの絶頂にあった。だが、待ち望んだプロポーズの直後、事態は急変する。機密を漏らした疑いで会社は解雇、さらにロッコは婚約も破棄し、ミアを追い払ったのだ。イギリスへ逃れた彼女は失意の底で妊娠に気づき、動揺した。せめてロッコに会って直接伝えられたら。そんな願いも空しく、近づくことも禁じられた彼女は、一人で赤ん坊を産み落とした。3年後、慎ましく暮らすミア親子の前に予想外の男性が現れる。ロッコ!変わらぬ青い瞳に射貫かれ、心は千々に乱れて…。
称号だけで実は借金まみれの伯爵家に生まれたヴァイオレット。娘を王家に稼がせたい野心家の母親の画策で、モンテゴヴァの王子ザックの下で働くことに。ザックこそ彼女の初恋の男性、一度きりのキスの相手だった。結局彼に拒絶されたものの、二人の間には炎がくすぶったまま。愛されていなくても、思い出になればそれでいいの…。出張先でついにヴァイオレットはザックと一夜を共にした。けれど妊娠がわかると、ザックは義務だと言って求婚してきた。子供のためだけに結婚するなんて、あまりにも切なすぎるー。
セイディはロンドンの不妊症クリニックに勤務していたが、誤って顧客の精子サンプルを処分してしまい、即刻解雇された。謝罪のためにギリシア富豪ネオを訪ねた彼女は、震えあがった。男らしく精悍なネオは、もう子供をつくれない身だというのだ。怒りを爆発させながら彼はセイディを追いつめ、誘惑する。これは私に与えられた罰なの?彼女は甘い炎に身を投じた。だが事後、彼の態度は一変する。「二度と目の前に現れるな」2カ月後、驚いたことにセイディは身ごもっていた。訝しがりながら、ネオは子供のためと便宜結婚を申し出るが…。