小説むすび | 著者 : 雪美月志音

著者 : 雪美月志音

家なきウエイトレスの純情家なきウエイトレスの純情

完璧すぎる束の間の恋人── 唯一足りないのは、愛だけ。 両親を亡くした天涯孤独のエリーは、故郷スコットランドから 憧れのニューヨークへやってきた。早速ウエイトレスの職を得て、 パーティ会場で働くが、運悪く泥酔客に絡まれ困惑していた。 すると主催者の富豪アレックスが現れて彼女を救い、連れ帰った。 なんて素敵な人! 救世主の虜になったエリーは純潔を捧げるが、 翌朝、彼女の瞳の特徴的な斑点に気づいた彼の様子が急変する。 「その瞳は……そうか、きみは最初から金目当てだったのか!」 訳がわからず傷ついたエリーは逃げ出すが、なぜか彼から DNA鑑定を求められ、結果が出るまで傍にいるよう迫られる。 ヒロインの瞳の遺伝的な特徴に気づき、親友の生き別れの妹ではないかと疑ったヒーロー。しかし金目当てで近づいてくる“妹”を自称する女性たちに辟易していたせいで、悪手を打つことに……。『籠の鳥は聖夜に愛され』(ナタリー・アンダーソン作)関連作!

シチリア富豪の麗しき生け贄シチリア富豪の麗しき生け贄

本物の妻になるか、城の囚われ人になるか。 清らかな花嫁は冷徹な夫に迫られた。 最愛の父を亡くし、途方に暮れていた18歳のクロエ。 頼れる人は富豪のラオしかおらず、居城のあるシチリアに飛ぶと、 彼は書類上の結婚という形でクロエを守ると約束してくれた。 ラオの庇護の下、彼女はロンドンで自立の道を探す猶予を得たが、 5年後、突然ラオから呼び出され、再びシチリアへと赴いた。 ついに名ばかりの結婚の解消を言い渡されるんだわ……。 怯えるクロエはカリスマ的オーラを放つ富豪の言葉に耳を疑った。 「僕たちの結婚を本物にする時が来た。毎晩僕のベッドに入れ!」 彼女は承諾するしかなかったーー跡継ぎ作りのためだけと知りつつ。 昔ながらの方法で子供は4人以上もうけたいと言い放つシチリア富豪ヒーローに、純真なヒロインは胸を切り裂かれます。それでも受け入れたのは、ずっと前から痛いほどの憧れを彼に抱いていたから。ヒロインのけなげさが心を打つ、大人気作家C・クルーズの意欲作。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP