2019年4月26日発売
もしも、未来の自分が「やれる女性」を教えてくれたら──? 43年後の自分に性を指南してもらった男は──。 超人気作家による書下し官能エンターテインメント! 20歳の吾郎はある日、60歳くらいの男に声をかけられた。 彼は43年後の吾郎で「官能を書けば23歳でデビューする」と教えてくれ、さらに、「お前のアパートの女性たちは後年、誰もがお前とならしてもよかったのにと言っていた」と語り、去っていく。 その言葉に押されて、管理人の人妻から口説いていくが……。超人気作家による書下し官能エンターテインメント! ◆ 著者について 睦月影郎(むつき・かげろう) 1956年神奈川県生まれ。 神奈川県立三崎高校卒業後、さまざまな職業を経て、23歳に官能作家としてデビュー。 奇抜なストーリーと独特のフェティッシュな官能描写で圧倒的な支持を得ている。 著書として、「21世紀最強の官能小説大賞」に輝いた『夜の研究棟』を含む『儀式 真夜中の肉宴』『蜜の閨 誘惑の一夜』の「館」三部作、 『はまぐり伝説』『クリおね伝説』『あわび伝説』の「伝説」三部作、『絶倫王子』『僕の女体めぐり』『淫脳王』『後妻の寝室』『未亡人の指使い』『人妻淫スクール』(以上、二見文庫)他500冊を超える。 また、官能小説の書き方他についてまとめた『欲情の文法』(星海社新書)、昭和三〇〜四〇年代のテレビ黄金期を語った『テレビに夢中だった!』(双葉新書) もある。 第1章 未来から性指南 7 第2章 ベッド貸します 48 第3章 先生の匂い 89 第4章 母親のお願い 130 第5章 ローターと吐息 171 第6章 未来への大快感 212 「あう、また大きくなって……」 小百合も気づき、キュッキュッと締め付けてきた。 「明日も早いから、続けて二回は無理だわ。抜くわね」 やがて彼女が言い、そっと股間を引き離した。 そして枕元のティッシュで割れ目を拭い、すっかり勃起しているペニスに屈み込んだ。 「やっぱり若いのね。もう一回出さないと寝られないかしら」 「ええ……」 「じゃお口に出していいわ。若い子の、飲んでみたいから」 そんな小百合の言葉だけで、吾郎はすぐにも漏らしそうなほど高まってきた。 彼女が再び股間に身を置き、まだ愛液とザーメンにまみれ、湯気さえ立てている亀頭に、しゃぶり付いてくれた。 「ああ……」 吾郎も身を投げ出して喘ぎ、小百合がスポスポと摩擦してくれた。
地方に住む女子生徒四人組は性的な興味あふれる年頃。ある日、その一人が発した言葉によって、誰ともなく互いの身体検査をしたり、一人は絶頂まで体験してしまった。さらに担任の男性教師を軽い罠にかけることに。彼を四人の「男性の肉体研究」の材料としてさまざまにいたずらし、好奇心を満たしていくがそれでも治まらず…。甘酸っぱい青春官能エンタメの傑作!
親の名も知らない、石ころ同然の私が、 国王の花嫁というまばゆい宝石に? 婚礼という喜ばしい日に、宮殿のメイドであるニーシャは、 恐怖と涙で顔をぐしゃぐしゃにしていた。 目の前にはずっと敬愛してきた、国王ズファールがいる。 本来なら、国王の花嫁のお古を着る価値もない私に、 姿を消した彼女の婚礼のドレスを着て、結婚式に出ろですって? 命令には逆らえず、ニーシャはなんとか身代わり役を務めた。 しかし夜になっても、ズファールは彼女をメイドに戻さなかった。 そして、震えるニーシャを新婚初夜のベッドに呼び寄せ、 有無を言わせず結婚を命じたように、世継ぎを産むよう命じた! T・パミー作、R-3404『授かったのは、王家の秘密』の関連作をお届けします。前作のヒロインが結婚式から逃げ出したために、雲の上の存在だった王の妻となったヒロイン。王家を舞台とした、作家競作の一大シンデレラストーリーです。次の関連作もお楽しみに!
運命の出会いも、甘い囁きも、 すべてはひとときの幻だったの? 出会ったばかりの男性とデートを楽しみ、おまけに一夜まで ともにするなんて、いったい私はどうしてしまったの? ランディは高鳴る胸に手を当て、自分をたしなめた。 5年前の不幸な事故以来、人を信じられなくなり、 住居も名前も変え、男性はおろか家族とも距離を置いてきた。 だが、スペイン人のハンサムな富豪バジリオ・ペレスは、 ランディの心を瞬時に開かせる特別な魔法を知っていたらしい。 やがて彼女はバジリオを運命の白い騎士と信じ、愛し始める。 彼に手が届くことはない。これは実らぬ恋だと知りながら……。 『暴君の結婚宣言』に続く、スター作家ルーシー・モンロー渾身のドラマティックなロマンスをお届けします。大スター作家キャロル・モーティマーを彷彿とさせる鮮烈な筆致にご注目ください。
格下の花嫁とさげすまれても、 無慈悲な夫への愛は消えず……。 ソフィーがスペイン富豪のハビエルを訪ねたのには理由があった。 あの日、彼に求められるまま、私はバージンを捧げて妊娠した。 赤ちゃんは私一人で育てる。ハビエルにはそう伝えよう。 すると、意外にもハビエルは子供を望み、結婚を申しこんできた。 でも、彼が本当に妻に望んでいたのは、私の美人の親友。 どんなに恋いこがれても私は二番手ーー理想の相手じゃない。 その事実を、ソフィーは結婚式でも手ひどく思い知らされた。 ハビエルは司祭を自宅に呼び、書類を用意しただけだったのだ。 両親を招き、場違いな純白のドレス姿で、彼女は打ちのめされた。 今作はR-3390『プロヴァンス富豪の脅迫』、R-3401『スペイン富豪の華麗な策略』の関連作にあたります。冷酷無比なヒーローに思いを寄せ、けなげに結婚を本物らしくしようとするヒロイン。けれど、いつも彼には裏切られてばかりで……。
清掃員をして糊口をしのいでいた天涯孤独のマディは、顔も知らない祖父からつぶれかけの百貨店を相続した。なんとか経営を立て直せないかと店内を視察していたある日、店を訪れた大富豪レオの誘惑に負け、夢のような一夜を過ごす。レオはバックパッカー、マディは店員だと互いを誤解したまま。だがマディの素姓を知ると、彼は冷徹に言い放った。きみの一族を許すことはできない、百貨店はつぶすつもりだと。マディは深く傷つきながらも再建に向けて独り奮闘しはじめた。お腹のなかで彼の子供が育っているとは夢にも思わずに。
おなかの子どもの父親が、 まさか、高貴な身分だったなんて……。 セアラと行きつけの店の店員マジェドは気心の知れた仲。 ある日、ひょんなことから一線を越えてしまった。 そして、妊娠発覚ーー相談しようとマジェドを訪ねると、 セアラには思いもよらない展開が待っていた。 気さくでセクシーなバーテンダーだと思っていた彼は、 じつは異国の貴公子で、王家の跡継ぎだというのだ。 二人で乗り越えよう、結婚して母国で暮らそう、と 優しくプロポーズされ、セアラが心動かされたのもつかの間、 マジェドは人が変わったように、冷たく、高らかに宣言した。 「ただしこの結婚に愛はない。愛は人を愚かにするからな」 オーストラリアはスター作家ミランダ・リーやヘレン・ビアンチンを生んだロマンス大国。その次世代を担う人気作家ミシェル・ダグラスが、ドラマチックなシンデレラ物語をお届けします。気の置けない外国人の友人が、祖国ではゴージャスなセレブだったら……?
いくら甘い言葉をかけられても、 二人の住む世界が違う事実は変わらない。 大富豪のジェイクと出会って恋に落ちたエイヴリー。 だが、実業家の彼はニューヨークでも有数の億万長者で、 3週間の逢瀬で身分の違いを痛感し、自ら終止符を打ったのだった。 半年後、エイヴリーは偶然ジェイクと再会してしまう。 目立ち始めたおなかはすぐに気づかれ、僕の子かときいてくる。 変わらずセクシーな彼は、その切れる頭で戦略を練っているみたい。 でも私の子が、愛も温もりもないお金持ち家庭で育つなんていや。 迷惑をかけるつもりはありません、と告げるエイヴリーに、 いらいらした様子でジェイクは言った。「いくらだ?」 やっぱり思ったとおりね、子どもまでお金で買えると思うなんて! 情感豊かなロマンスで人気のスーザン・メイアーが、とっても豪華なシンデレラストーリーをお届けします。目もくらむほどの、お金持ちすぎる男性と恋に落ちたら、誰だって畏縮してしまうかも……?
おなかに宿ったのは、 甘く切ない夢の結晶。 まさかブロディがまた戻ってくるなんて……ケイトはうろたえた。 ハイランドの戦士を思わせる長身にがっしりとした体、 魅力的な青い瞳を持つ大富豪と出会ったのは4カ月前のことだった。 祖母を訪ねてスコットランドからはるばるこの町にやってきた彼と ケイトは恋に落ち、熱く激しい2週間を過ごした── もう二度と会えない。これはひとときの夢なのだと自分に言い聞かせて。 ブロディは高齢の祖母を故国へ連れ帰るために来たが、 祖母は拒み、ケイトと一緒に住めば問題ないと主張し始めた。 なんてこと! 困ったわ。もうこれ以上、隠し通すことは無理よ。 でも彼はどうするだろう? あなたの子供がおなかにいるの、と聞いて。 USAトゥデイのベストセラー作家で、日本デビュー作『大富豪と偽りのシンデレラ』も大ヒットのジャニス・メイナード。険しくも美しいスコットランドの高地地方、ハイランドからやってきた野性味あふれる富豪ヒーローはディザイアでも希少。要注目です!
掃きだめから拾い上げたのが、 まさかこれほど美しい花とは……。 ある夜、ドルリー財閥の御曹司ワースは車を走らせながら毒づいた。 なんだかんだと言って結局は金目当ての女には、もううんざりだ。 ワースがハンドルを強く握りスピードを上げたそのとき、 目の前に人影が飛び出した。なんてことだ、少年をはねてしまった! 薄汚れたその少年が病院を拒むので、強引に屋敷へ連れ帰り、 風呂に押し込んだ。直後、大きな物音が響いたので、 驚いたワースが扉を開けるや、目を疑う光景が── 可憐な美少女が、生まれたままの姿で浴槽に倒れていたのだ。 なんと、少年ではなかった。それどころか、女神のようだ。 その娘ロクサーヌを貧民街へ送り届けたあとも、彼女を忘れられず……。 その後、一緒に暮らしていた祖父が天に召され、天涯孤独となったロクサーヌを引き取って、レディ教育を授けたのは、ほかでもないワースでした。淑女の原石を磨き上げることに専念すべきなのに、彼の意識はつい……。シンデレラ・ストーリーの決定版です!
不実な夫が多額の負債という苦までジェシカに押しつけ、死んでいった。パートタイムの仕事を見つけ、せめて少しずつでもと返済を始めるが、生前に夫が会社のお金まで使い込んでいたことが新たにわかった。もはや手詰まりとなって、途方に暮れるジェシカの頭に、夫の上司だった魅力的な社長、マシュー・シンクレアの顔が浮かぶ。以前、初めて会ったとき、彼はジェシカが誰かも知らないまま、熱い瞳で彼女を見つめ、“僕のものになってほしい”と言った。あの日は戸惑いと恥ずかしさで逃げてしまったけれど…。ジェシカは心を決め、マシューのもとへ向かった。返済できないことの償いとして、わが身を差し出すために。
身分卑しき捨て子のわたしが、 公爵とワルツを踊るなんて……。 「ぼくと踊っていただけませんか?」 憧れの公爵が不意に現れ、ローズの心臓は跳びはねた。 彼が所有する紳士クラブのメイドとして働くローズは、 繕い終えたばかりの美しいドレスにほんの出来心から袖を通し、 夜中にひとりハミングをしながらワルツを踊っていたのだった。 貴族の足元で床磨きをしている娘だとは、まだ気づかれていないらしい。 夜ごと夢に見ていた公爵の腕に抱かれて天国のようなキスをされ、 秘密の逢瀬に誘われたローズは、ひどくうろたえて逃げだした。 貧しい捨て子のわたしには、彼に恋する資格なんてない……。 しかし後日、彼はローズを見つけるやいなや公爵の館に連れ去った。 公爵に祖母の付き添い役を頼まれ、ローズは華やかな貴族の世界に怯えながらも懸命に務めを果たします。やがて公爵が抱える心の闇に触れ、秘めた想いが溢れだして……。イギリスの人気作家が繊細かつ情熱的な筆致で描く、心震えるシンデレラ・リージェンシー!
メリッサは冷酷な父の思惑で悪名高き侯爵に嫁がせられようとしていた。そんな中、森で運命の男性ロブと出会って恋に落ち、将来を誓い合う。しかし、求婚のため館を訪れた彼に、メリッサは心を押し殺し、あなたとは結婚したくない、求婚なんて迷惑だと告げた。ロブと別れなければ、彼を殺すと父に脅されてのことだった。愛する人と、幸せになるただ一度の機会を、同時に失ってしまった…。いっそ修道女にと思っても、それさえも許されない絶望の日々。数カ月後、失意のうちに館を逃げ出したメリッサは、賊に襲われ、助けに現れた美しき救世主を見て叫んだ。「ロブ!その頬の傷…?」以前にはなかった深い傷痕の残る顔で、彼は冷たく吐き捨てた。「それをきくのか?これはきみの別れの贈り物だろう」
身重のミアは、大切な友人の葬儀に参列していた。遺族席に目をやると、厳しい表情の彼がいた。友人の兄イーサン・カーヴェル。ホテル経営で巨万の富を得た、傲慢きわまりない億万長者だ。かつてミアはイーサンと出会った瞬間、激しい恋に落ちた。だが彼はやがて、彼女が弟を誘惑したと誤解し、ごみのように捨てたのだ。そして今、ミアのおなかの子の父親が弟だと聞きつけると、今度は彼女を詐欺師呼ばわりし、財産目当てと決めつけ責め立てている。もし真実を告げたとしても、きっとあなたは信じないでしょう。私が愛を捧げた人は、あとにも先にもあなた一人…。
父を知らず母に捨てられ、天涯孤独のレベッカは、 ギリシア人大物実業家、ダモン・アステリアデスと一目で恋に落ちた。 ところが、レベッカに関する中傷を信じたダモンは よりによって彼女の親友フリスと結婚してしまう。 しかし結婚後まもなくフリスは家出。そのまま帰らぬ人となった。 本当はフリスにはほかに恋人がいたのだが、 何も知らないダモンはすべてをレベッカのせいと思い込み、 彼女への憎しみを募らせるばかりだった。 ーー3年後、密かにフリスの子を育てるレベッカのもとに、 突然ダモンが現れて……。 ダイアナ・パーマーに比肩する、驚異の販売部数を記録! 情熱的な作風で人気を博す、T・ラドリーの珠玉作のリバイバル刊行です。ベテラン翻訳者も絶賛の、ジェットコースターロマンス!
なぜ今ごろ会いに来たの? カリスは喜びよりも強いショックを受けた。 ーーそれは身分違いの恋だった。マッターニ伯爵との夢のような日々。 けれど彼にとっては、つかのまの戯れにすぎなかった。 彼が突然姿を消したあと、カリスは絶望し、ひそかに男の子を産んだ。 あれから2年。彼の狙いは……息子なのだろうか? やはり、この女性は僕のものだ。 アレッサンドロ・マッターニはカリスをひと目見て確信した。 だが、今はまだ彼女に真実を告げるときではない。 もう1つ、確かめなければならないことがある……。 愛情による結婚などばかげているーーかつて身も心も捧げた男性に浴びせられた、耳を疑う冷酷な言葉。富も名誉も欲しいままにする億万長者の前に、ひれ伏すしかなくて……。ピュアなヒロイン像が涙と共感を誘う、記憶喪失×シークレットベビー・ロマンス!
アンバーは女学生のように野暮ったい自分が大嫌いだった。 ある日、友人スピロのパーティで、怜悧な美貌の彼のおじ、 ギリシア人富豪のルーカスと出逢い、生まれて初めて恋に落ちる。 彼の目を引くために洗練された女性を装い、愛人関係を結ぶが、 やがて美しすぎるという理由でアンバーは捨てられるのだった。 アンバーにとって、彼は唯一無二の男性だったのにーー 数年後、アンバーのもとに再びルーカスが現れる。 驚いたことに、死んだスピロが彼女に遺産を譲ったというのだ。 富を分散させないための結婚を強要されて、アンバーは絶望する。
18歳のとき、エミリーはイタリアの伯爵ラファエレと結婚した。亡き父の遺言どおり、21歳になるまでの便宜上のもので、それは名ばかりの結婚だった。初夜でさえ別々の寝室で、指一本触れようと彼はしなかった。エミリーは愛していたのに。3年が過ぎても、愛人たちと浮き名を流し続ける夫に耐えかね、エミリーは、この婚姻自体を無効にするよう要求した。しかし、それを夫は裏切りと受け止めた。彼の逆鱗に触れたのだ。怯えて逃げ込むエミリーを彼はたやすく追いつめ、捕らえてー「これで夫婦になるんだ。誰もが認める夫婦に」と唇を貪った。
「僕たちの問題を解決する時がきた」 サファイアの隠れ家をつきとめた、ドレイクが乗り込んできた。 一日たりとて忘れたことのなかった夫の顔を、じっと見つめる。 甘いマスクの富豪ドレイクは優しくて、まさに理想の男性だった。 しかし、やがて仕事に忙殺される夫との喧嘩が絶えなくなりーー 彼が別の女性とバカンスに出かけたと知った朝、家を出たのだ。 それから妊娠に気づいて、流産し、絶望に打ちひしがれた。 いまさらどうなるというの? ほんの束の間たしかに幸せだった。 でも、あれはただの夢。もう二度と帰らない、美しい夢……。