小説むすび | 2022年12月発売

2022年12月発売

あなたがいたからあなたがいたから

顔と名前は変わっても、 あなたへの愛だけは、今も変わらないーー。 コルト・レインツリーが代理母を求めているーー 噂を聞いたメラニーは、勇気を振り絞って彼に電話をし、 面会をとりつけた。これでやっと、恩返しができる……。 昔、“がり勉ガーティ”と呼ばれ、仲間外れにされていた私に、 ただ一人やさしくしてくれた、初恋の男性コルト。 住む場所は離れても、恋心が消えることはなかった。 数年前、事故に遭った私は手術で顔が変わり、名前も変えた。 会っても、コルトは“がり勉ガーティ”とはわからないはず。 それどころか私の存在さえ忘れていても、構わない。 妻と娘を亡くし絶望に沈む彼に、子供を授けてあげたい……。 大人気テーマ“代理母もの”です。まるで別人になったヒロインの恋心を知る由もないヒーローは、なぜこんな美女が応募してきたのか不思議でなりません。代理母に恋するのは御法度と自分を戒めたのに、ある夜情熱を交わしてしまった彼女はバージンでーー?!

億万長者の冷たい寝室億万長者の冷たい寝室

なぜか冷淡になった億万長者の夫。 私のせい? それとも、何か秘密が? 「君がどんなに魅力的でも、僕は君と結婚するべきではなかった」 夫のチェーザレの口から放たれた言葉に、アーヴァは凍りついた。 イタリアの湖畔に大邸宅を構える億万長者との出会いは電撃的で、 二人とも瞬時に燃えあがり、気づけば純潔を捧げていた。 そのあとの妊娠と結婚は、家族との縁が薄いアーヴァにとって、 やっと安らぎの地を見つけたような奇跡だった。 ところが娘が生まれるやいなやチェーザレは仕事に没頭し、 まったく家庭を顧みなくなる。理由を聞いても無視されるだけ。 もう愛は終わったの? 独りの寝室で、アーヴァは涙に暮れ……。 熱い電撃婚のあと、ヒロインは原因不明の冷えきった結婚生活を耐え忍んでいます。頑なに口を閉ざしていたヒーローが最後に明かす驚くべき真実とは? 今やハーレクイン・ロマンスを代表する作家となったマヤ・ブレイクのドラマティックな名作をお見逃しなく!

十八年前の恋人たちに十八年前の恋人たちに

たった一度だけ腕に抱いたわが子の面影は、 18年経っても消えなかった。 ヴィクトリアにはどうしても会いたい少女がいた。 16歳で妊娠し、養子に出さざるをえなかった実の娘だ。 出産後、養子斡旋業者に託す前に一度だけ腕に抱いたのが最後だった。 その切なく悲しかった瞬間とともにいつも思い出されるのは、 娘の父親で高校時代の恋人だったライアンのこと。 出産の日が来たら、私たちの子を一緒に迎え、一緒に送り出そうと 約束してあったのに、彼は電話にも出ず、ついぞ姿を現さなかった……。 今、ヴィクトリアは18歳になった娘とどうにか再会を果たし、 胸がはち切れそうなほどの感謝と感激に包まれていた。 しかし、娘が実の父親にも会いたいと言いだしーー 最も大切な約束を破られ、途方に暮れた16歳のヒロインは町を出て、その後一度もヒーローと顔を合わせることはありませんでした。そんな彼と再会するのは、過去の傷をもう一度なぞるに等しくとても勇気が必要で……。すれ違った恋人たちと娘の再会を描いた感動作!

ヒロインになれなくてヒロインになれなくて

愛情に恵まれなかった少女は、 愛を求め、拒まれ続け……。 父危篤の知らせを受け、ケイトリンは再び故郷の土を踏んだ。 父の再婚で義兄となったリノに片想いをしていた十代のころ、 彼女はリノの弟の事故死の責めを負わされ、無実ながら故郷を去った。 皆の冷遇には耐えられても、リノの憎しみの視線は胸にこたえた。 5年ぶりに再会した今なお、その瞳からは敵意が消えていない。 とうとう父が亡くなって通夜と告別式が営まれたが、 周囲の人々もやはりケイトリンに冷たくよそよそしい態度をとった。 ここに私の居場所はないのね……。最後にもう一度、リノに伝えたくて かつての事故の真実を話そうとしたが、彼は聞く耳を持たなかった。 だが直後、火事に巻き込まれ、生死の境を彷徨う彼女を見たリノはーー 《至福の名作選》より、2000年下半期のベスト作品賞コンテストにおいて、ハーレクインファンの投票により“ベストヒロイン賞”を受賞した作品をお届けします。耐え忍ぶヒロインを描いて人気の、スーザン・フォックスの真骨頂とも呼べる伝説の義兄妹ロマンス!

バールの正しい使い方バールの正しい使い方

出版社

徳間書店

発売日

2022年12月10日 発売

新しい才能に全国の書店員から絶賛の声続々! 大藪春彦新人賞受賞作家が贈る、青春スクールミステリー ●絶賛の声、続々 青本雪平は天才だ。 (今野敏) ページをめくる手が止まらない。思わず「上手い……!!」と唸ってしまった。天才があらわれた!! (柳正堂書店甲府昭和イトーヨーカドー店 山本机久美さん) 傑作必読! 登場人物へ寄りそう真摯な姿勢が激しく心を打つ。青本雪平、これから絶対に来る恐るべき書き手です。 (大盛堂書店 山本亮さん) 不穏で、切実で、鮮烈な言葉が焼きついて離れない。すごいものを発見した。要注目!青本雪平、必ずくる! (ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん) 息苦しいほど哀しく美しい青春ミステリ。この世界観最高です! (紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん) 青本雪平さんって何者!!と驚嘆。「ちょっと読んでみてよ!」と誰かに伝えたくなります。 (未来屋書店大日店 石坂華月さん) 最後まで読むと本をギューッと抱きしめたくなる優しさに包まれました。 (名古屋大学生協南部生協プラザ 渡邉典江さん) 私たちに大切なものを教えてくれる。ラストで全てが繋がった時、タイトルの意味に、うわーっ!となりました。 (あおい書店富士店 鈴木裕里さん) ミステリとしても良質だし、青春小説としても申し分のない面白さ。読み終えた今はすごいタイトルだと感心する。 (六本松蔦屋書店 峯多美子さん) ラストの終わり方はもう一度読んでみたい衝撃にかられます。 (くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん) ●あらすじ 転校を繰り返す小学生の礼恩が、行く先々で出会うクラスメイトは噓つきばかりだった。 なぜ彼らは噓をつくのか。 友達に嫌われてもかまわないと少女がつく噓。 海辺の町で一緒にタイムマシンを作った友達の噓。 五人のクラスメイトが集まってついた噓。 お母さんのことが大好きな少年がつかれた噓。 主人公になりたくない女の子がついた噓。 さらにはどの学校でもバールについての噂が出回っているのはなぜなのか。 やがて礼恩は、バールを手にとりーー。

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