2004年12月22日発売
スティーヴ・ミラーのヴォーカルを経て、独立したボズが一般に知れるようになったのは前作『シルク・ディグリーズ』だった。そしてこの77年の作品もアダルト・ポップスのなかでもソウルっぽさが評判だった。
初めて自らプロデュースしソウル・ミュージックへの憧憬を歌った72年の意欲作。自作のほかにアル・グリーンやアラン・トゥーサンの楽曲をカヴァーし、彼のR&Bへの志向が並々ならぬものであることを物語っている。
スピリチュアル・カウンセラー江原啓之の1作目。ちゃんと本人が歌っているので驚かされたのだが、本人は若き日に声楽を学んだことがあり、艶のある良い声を聴かせてくれる。全般的にストリングスを多用したリラックス・ムード漂う作り。心が洗われるようです。
役者としての活躍が目立つミッチーが贈る、昭和“センチメンタル”歌謡曲カヴァー・アルバム。布施明や郷ひろみのハマりっぷりはもちろん、C-C-Bやチェッカーズを持ってくるあたりはさすが80's謳歌世代といえよう。皆様の予想と期待以上の出来栄えです。
制作・出演
BlackSpinProject / Larosa / LTJエクスペリエンス / Pastaboys / YOKU / ストックホルム・サイクロ / ソウル・クオリティ・カルテット / ティト・ヴァルデス発売元
キングレコード株式会社注目の日本人ハウス・ミュージックDJ/プロデューサーのDJ YOKUによる、イタロ・ハウス/ディスコ・ミックス・コンピ。A HUNDRED BIRDSの未発表ミックスなども聴ける。
古楽演奏の積み重ねをベースにブルックナーに新たな光を当てる演奏家として、アーノンクールさえ凌駕しそうなヘレヴェッヘ。オルガンや教会音楽との関わりをストレートにスコアから読み解くアプローチは、手堅さと革新性が魅力的な調和を奏でて美味。★
ルネサンス末期を飾るスペイン最大の作曲家ビクトリアの、珍しい作品集。カウンター・テノール界の期待の星、カルロス・メーナが、驚くほど透明感のある声で、神秘的で美しい曲を歌っている。
発売元
キングレコード株式会社着実に歩を進めて23作に達したBCJの全集録音。いまや世界的な評価を勝ち得たスタティックな演奏はコープマンらとも好対照を成す。独唱陣の音色の同質性、合唱・オケのバランスの良いサポートが、実績に裏打ちされた自信のほどを物語っている。
発売元
キングレコード株式会社オーボエ・ダモーレのデュオや弦楽器同士の語り合うような絡み、そっと入ってくる合唱の精度の高さなど、最初に置かれた第8番(ホ長調の初稿を使用)の第1曲ですでに脱帽。第4曲のバスのアリアをはじめとするフルートも見事だ。躍動感や清澄さに満たされる一枚。★
いわゆるチェロ軍団とはオモムキが違う。コンバスも加えた曰くチェロ・コン軍団。芳醇な低音に特化せず、響きを縦横に仕掛けて積極果敢。思わず耳が立つ。わけても無理スジと思しき「展覧会の絵」がキメの定番をハズしてときめきの出来。そのセンスごきげん。★