2006年8月発売
爪弾くギターのメロディとオーケストラの伴奏というオーソドックスな演歌作品で、別れて知った愛しい人への思いを抱きながら、いまは星に託して生きてゆくという内容。末木はとても自然な歌唱で、女心の切なさをしっとりとした情感で歌い上げている。
制作・出演
アラン・シュワルツバーグ / クリフ・カーター / サミー・フィガロア / ジェフ・ミロノフ / デヴィッド・サンボーン / デヴィッド・マシューズ / マイク・マイニエリ / マーク・イーガン発売元
ローヴィング・スピリッツリチートラの4年ぶりのアリア集。得意とするヴェルディに加え、ヴェリズモ・オペラでの新境地を披露するが、声による過剰な演技を避け、熾烈な感情表出が要求される場面でも音楽的な美しさにこだわり続ける。情熱の迸りを見事に洗練させる手腕は天晴れだ。
マリンバ奏者、SINSKEのサード・アルバム。ペレス・プラードの(3)、ショパンの(4)、ジョビンの(5)など、時代と国籍を越えた選曲をし、彼自身と楽器の持つ可能性を披露する。親しみやすいアレンジは時にディスコ・ファンでも聴ける乗りと俗っぽさがある。
生ける伝説と呼んでも差し支えないハンク・ジョーンズを伴奏につけ、臆することなく威風堂々と歌える女性シンガーは、今や国内ではこの人くらいなんじゃないか。ライヴ盤とはいえ、余計なガヤもないし、ドラムレスなので歌もピアノもじっくりと聴けます。
秋篠宮紀子さま懐妊祝いとモーツァルト生誕250年とを合わせて編まれた胎教アルバム。モーツァルトはその手の音楽に最適とのことから、胎児および幼児の発育に良い影響を与える楽曲を選曲している。
ハンコックの歩みを知る上で必須のCD2枚組。レーベルを超えた全20曲はお買い得な一枚だ。ここには可能性をとことん追求したハービーの足跡が刻まれ、ジャズ史に残る作品も多い。初期のファンキーなものや、マイルス時代が好きだ。ロックイット・バンドの(8)も楽しい。
アメリカ・ヴァージニア州出身の5人組による4作目。メタルの新時代を告げる代表格として精力的なライヴを繰り返すなか、創作面においても格段の進化を遂げた。本作の曲調のヴァリエーションは従来以上のもの。次作のアプローチまで気になる注目作だ。★