音楽むすび | 2012年10月24日発売

2012年10月24日発売

ジョスカン・デ・プレ:詩篇によるモテット集ジョスカン・デ・プレ:詩篇によるモテット集

ジョスカン・デ・プレ:詩篇によるモテット集 既発の『アヴェ・マリア・ステラ』(777590)で、その素晴らしい演奏が古楽好きの心に火をつけたコルデスとブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス。前作はマリア崇拝のモテット集でしたが、今回はジョスカンの詩篇モテットの登場です。  旧約聖書におさめられた150編の神への賛美の言葉である詩篇は、キリスト教の典礼の聖務日課で使われるテキストであり、全てに祈りの心が宿っています。ルネサンス期におけるモテットの中でも、とりわけジョスカンの作品は、心の奥深くまで入り込み静かな感動を誘うものです。今作でも、たった8人のメンバーによる安定した歌唱が楽しめます。究極の祈りと癒しの音楽としてもオススメです。(cpo) 【収録情報】 ジョスカン・デ・プレ: ・深き淵より(詩篇129番) ・イスラエルはエジプトを(詩篇113) ・主よ、立腹して(詩篇37) ・我をあわれみたまえ(詩篇50) ・お言葉を思い出し(詩篇118) ・彼、われに願わば(詩篇90) ・主の愛を永遠にうたおう  ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス   フランツ・ヴィツハム(ディスカントーカウンターテナー)   アレックス・ポッター(ディスカントーカウンターテナー)   テリー・ウェイ(テノールーアルト)   ベルント=O・フレーリヒ(テノール)   トム・フィリップス(テノール)   ハリー・ファン・ベルネ(テノール)   ウルフリート・シュターベル(バス)   イェッレ・ドライアー(バス)  マンフレード・コルデス(指揮)  録音時期:2009年  録音方式:ステレオ(デジタル) Disc1 1 : De Profundis (PS. 129) 2 : In Exitu Israel in Egypto (PS. 113) 3 : Domine, Ne in Furore (PS. 37) 4 : Miserere Mei Deo (PS. 50) 5 : Memor Esto Verbis Tui (PS. 118) 6 : Qui Habitat in Adjutorio (PS. 90) 7 : Misericordias Domini Powered by HMV

マックス・レーガー:ヴァイオリン協奏曲/独奏ヴァイオリンと管弦楽のための「アリア」マックス・レーガー:ヴァイオリン協奏曲/独奏ヴァイオリンと管弦楽のための「アリア」

レーガー:ヴァイオリン協奏曲、アリア ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン) ウルフ・シルマー&ミュンヘン放送管弦楽団 演奏時間約1時間という規模の大きさと、どこかブラームスを思わせる、しぶいながらも堂々とした旋律を持つ作品。  ときに分厚くオルガンのように重厚に響き渡るオーケストラは、音量が大きくなりがちなこともあってか、ソリストにとって大変な存在なようで、これまでにすでに室内オケ伴奏に編曲したヴァージョンも出ているほど。  しかし、セッション録音であれば、そうしたバランス上の問題も解決可能なので、もっと録音の数があっても良さそうなものですが、残念ながらその数はまだまだ少ないのが実情です。  かつてリリースされたものには、モノラルで音の悪いクーレンカンプ盤のほか、初のセッション録音(?)となった1970年代ステレオ録音の塩川悠子&クロス盤(未CD化)に、1978年録音のラウテンバッハー&ヴィッヒ盤(廃盤)、1981年録音のシェルツァー&ブロムシュテット盤、1990年録音のパイネマン&ハウシルト盤のほか、1991年録音のフォルヒェルト&シュタイン盤(廃盤)などがありました。  以来20年も新録音が無かったところに、昨年末久々の登場となったのが、2011年録音のベッカー=ベンダー&ツァグロゼク盤で、そこに今回、同じく2011年に録音されたヴァリーン盤がリリースされることは、レーガー・ファンには非常に嬉しいリリースと言えると思います。  余白に収められた『アリア』は、どこかバッハの『G線上のアリア』を思わせる、静かな歩みの美しい小品です。(HMV) 【収録情報】 レーガー: ・ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.101 ・独奏ヴァイオリンと管弦楽のための『アリア』Op.103a-3(組曲イ短調より)  ウルフ・ヴァーリン(ヴァイオリン)  ミュンヘン放送管弦楽団  ウルフ・シルマー(指揮)  録音時期:2011年  録音方式:ステレオ(デジタル)  SACD Hybrid  CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND 【ウルフ・ヴァリーン】 スウェーデン出身のヴァイオリニスト。ヴァリン、ワリンとも。近現代作品を得意とし、最近は指揮活動もおこなって、積極的に知られざる作品の紹介にもあたっています。近年のリリースでは、スウェーデンの作曲家アルゲーン[1920-90]による超巨大無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(BIS)や、オネゲルのヴァイオリン・ソナタ集(STRADIVARIUS)、シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集(BIS)、ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ全集(BIS)、レーガー:ヴァイオリン作品集(CPO)、シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ集(BIS)、サン=サーンス:ヴァイオリンとピアノのための作品集(CPO)といったところが注目されています。 Disc1 1 : Violin Concerto Op. 101 in a Major - Ulf Wallin/Mnchner Rundfunkorchester 2 : Aria for Violin Solo & Orchestra Op. 103A, 3 (From Suite Op. 103A in A minor) - Ulf Wallin/Mnchner Rundfunkorchester Powered by HMV

マーク=アンソニー・ターネイジ:作品集マーク=アンソニー・ターネイジ:作品集

マーク=アンソニー・タネジ:作品集 LPOのタネジ・シリーズの第3弾となります。今作もユロフスキーとオールソップによる納得の演奏が楽しめます。ジャズや現代的な手法と古典的な伝統を融合した作風による彼の音楽は、いつもカラフルであり独自の主張を持っています。今作も全て世界初録音であり、3つの協奏的作品にはそれぞれ最高のソリストを起用、全ての聴衆にこのステキな音楽を広くアピールするものです。(LPO) 【収録情報】 タネジ: 1. ヴィオラと管弦楽のための協奏曲『開いた地面で』 2. Texan Tenebrae(イギリス初演) 3. 弦楽オーケストラのための『ハンスのための子守歌』 4. クラリネットと管弦楽のための協奏曲『Riffs and Rifrains』(ロンドン初演) 5. ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲『マンボ、ブルースとタランテッラ』(世界初演)  ローレンス・パワー(ヴィオラ:1)  マイケル・コリンズ(クラリネット:4)  クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン:5)  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団  マルクス・シュテンツ(指揮:1)  マリン・オールソップ(指揮:2,4)  ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮:3,5)  録音時期:2011年10月19日(1)、2010年4月17日(2)、2007年4月1日(3)、2008年2月13日(4)、2008年9月24日(5)  録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(1,2,4,5) スナップ・マッチングズ(3)  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)  ※全て世界初録音 Powered by HMV

ラモー:抒情悲劇「ダルダニュス」/オペラ・バレ「栄光の殿堂」ラモー:抒情悲劇「ダルダニュス」/オペラ・バレ「栄光の殿堂」

ラモー:ダルダニュス、栄光の殿堂 ラモーの2つの舞台作品から、管弦楽組曲を抜き出した興味深い1枚です。『ダルダニュス』に含まれる『タンブーラン』はバロック音楽の名作として良く知られている作品ですが、逆に言えば他の曲を聴く機会はほとんどありませんでした。しかしながら、こんな面白い作品を知らないとは勿体ないの一言です。  18世紀中ごろのヨーロッパの知識人たちの間で起こった「ブフォン論争」の中心人物であったラモーの作品は、イタリア・オペラの愛好者から「こんな不自然な音楽はない」と批判されてしまいます(反ラモーの先鞭を執ったのは、これまた有名なジャン=ジャック・ルソーでした)。この『ダルダニュス』はそんな批判を最高潮に盛り上げた問題作だったのです。この論争はラモーがなくなるまで続いたのですが、今になって聴いてみると、前述のようにとにかく面白い! 炸裂するリズム、ノリノリの音楽。もちろん、これらを見事に演奏するターフェルムジークも最高です。(輸入元情報) 【収録情報】 ラモー: ● 抒情悲劇『ダルダニュス』 (1739) 組曲 1. Ouverture 2. Air gracieux 3. Tambourin 1 - Tambourin 2 4. Air vif 5. Rigaudon 1 - Rigaudon 2 6. Ritournelle vive 7. Air grave pur les magiciens 8. Loure pour les Phrygiens 9. Air gai en rondeau pour les memes 10. Menuett 1 - Menuett 2 11. Tambourin 1 - Tambourin 2 12. Rondeau tendre: Sommeil 13. Air tres vif 14. Air tendre - Calme des sens 15. Gavotte vive 16. Chaconne ● オペラ・バレ『栄光の殿堂』 (1745) 組曲 1. Ouverture 2. Air 1 - Air 2 3. Gavotte - Musette 4. Air: Mouvement de gavotte lent 5. Air de Triomphe 6. Gigue vive 7. Forlane gai 8. Air gai 9. Passacaille 10. Loure grave pour une entree brillante 11. Passepied 1 - Passepied 2: Entree de la jeunesse 12. Suite de la passacaille 13. Air tres gai  ターフェルムジーク・バロック管弦楽団  ジーン・ラモン(ヴァイオリン、音楽監督)  原盤:2001年、CBC Records Powered by HMV

ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ チジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ チ

プラッティ:チェロとヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ集 チェロ・ソナタ集(OC794)で、その豊富な響きを堪能させてくれたパドヴァ出身の作曲家プラッティ。優れたオーボエ奏者でありテノール歌手でもあった彼の作品は、どれもが美しいメロディに彩られた、明るく活力のあるものです。彼は楽器製作者のクリストフォリが発明したばかりのフォルテピアノの演奏法を早々と習得したことでも知られるほどの鍵盤楽器の名手でもあり、このトリオ・ソナタ集でも通奏低音の果たす役割が大きいであろうことは想像に難くありません。もちろん譜面には最低限の情報しか記載されてはいない時代ですので、奏する場合には演奏者の解釈が必要になってくるのですが、この演奏は、屈託のない流麗な響きに彩られた見事な完成形の音楽を楽しむことができるのです。これぞ「イタリア・バロック」です。(OEHMS) 【収録情報】 プラッティ:チェロとヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ集 ・トリオ・ソナタ WD683 ・トリオ・ソナタ WD689 ・リチェルカーレ第1番 ・トリオ・ソナタ WD678 ・チェンバロ・ソナタ第12番ハ長調 ・リチェルカーレ第2番 ・ソナタ ト短調  セバスチャン・ヘス(バロック・チェロ)  リュディガー・ロッター(ヴァイオリン)  フローリアン・ビルサーク(フォルテピアノ)  録音時期:2010年8月26-28日  録音場所:ヴィーゼンタイト、聖マウリティウス・バロック教会  録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)  Recording Producer: Thilo Grahmann  Balance Engineer: Herbert Fruhbauer  Recording Engineers: Thomas Hirschberg, Johannes Luff Powered by HMV

アレクサンダー・マリア・ワグナーアレクサンダー・マリア・ワグナー

アレクサンダー・マリア・ワグナー:交響曲第1番 このアルバムの録音時「作曲家」であるA.M.ワグナーは、たった14歳であったにも拘わらず、すでに「偉大なる未来」を予言された存在でした。彼の言葉によると『第1交響曲』はストラヴィンスキーの『春の祭典』に見られるような「音の混沌」と、リゲティの音楽のような強烈なサウンドを持ち合わせており、ゆっくりとした楽章では、連綿と続く変奏で世界の変遷を見据え、自らの使命をも映し出しているというのです。まさに現代音楽界のスターであり奇跡でもある彼は、また屈指のピアニストでもあり、ここでは衝撃的なプロコフィエフと、彼自身が編曲を施したバッハの2作品を披露、この録音当時16歳。斬新な感性をこれでもかと見せつけています。(OEHMS) 【収録情報】 ワグナー: ・交響曲第1番『クラフトヴェルク』  第1楽章:動きをもって、そして容赦なく  第2楽章:主題と変奏  第3楽章:序奏、葬送行進曲とトッカータ  ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団  アレクセイ・コルニエンコ(指揮)  録音時期:2010年1月  録音場所:ソフィア・フィルハーモニック ・J.S.バッハ/ワグナー編:半音階的幻想曲ニ短調 ・プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83  アレクサンダー・マリア・ワグナー(ピアノ)  録音時期:2012年2月、4月  録音場所:シュトラウビンク、リッターザール  録音方式:ステレオ(デジタル)  Recording Producer: Andreas Ziegler Powered by HMV

メンデルスゾーン:付随音楽「アタリー」Op.74メンデルスゾーン:付随音楽「アタリー」Op.74

メンデルスゾーン:『アタリー』 準・メルクル&ライプツィヒMDR交響楽団 ライプツィヒMDR交響楽団自主制作レーベル「MDR Klassik」のリリース第1弾。メンデルスゾーンの繊細な音楽と相性の良い準メルクルが、MDR交響楽団を指揮して悲劇の劇音楽に取り組んだ注目作。 【あらすじ】 アタリーは、旧約聖書に登場する「ユダの猛女王」の名前で、同じ題材のヘンデルのオラトリオが知られています。北イスラエル王国の王族の血を引くアタリア(アタリー)は、息子アハズヤが殺害されると、自らが半ば強引に即位し、自分の王位を守るために他の王族を皆殺しにすることで民衆の反感を買ってしまいます。何しろ「救世主が生まれる」とされるダヴィデの正統なる血筋を断ってしまう暴挙は神に背くことだったからです。次々と王族たちが殺害される中、アハズヤの子ども(アタリアの孫にあたる)ヨアシュだけが生き延びて、次の王位を継ぎ、アタリアは処刑されるという物語です。ラシーヌは、この物語をギリシャ悲劇風の戯曲に仕立てています。(MDR) 【収録情報】 ・メンデルスゾーン:付随音楽『アタリー』 Op.74(J.ラシーヌの劇のための)  1. Overture  2. Ein Vorgang ist's aus heiligen Geschichten  3. Herr, durch die ganze Welt  4. Die reinen Herzens sind  5. O seht, welch ein Stern  6. Verschwunden aber ist nicht die Gefahr  7. Lasst uns dem heil'gen Wort des Hochsten lauschen  8. Vernimm o Himmel, Joad, dainen Prister  9. Ist es Gluck, ist es Leid  10. Dem Frieden eine Statte zu bereiten  11. Kreigsmarsch der Priester  12. Hebt eure Augen auf, ihr Sohne Levi  13. So geht, ihr Kinder Aarons, geht  14. Hoert ihr Athalias Trompeten klingen?  15. Herein dringt jetzt  16. Ja, durch die ganze Welt  ルート・ツィーザク(ソプラノ)  ヤーナ・ブッフナー(ソプラノ)  アンティゴネ・パポウルカス(メゾ・ソプラノ)  アネッテ・ヴィーデマン(メゾ・ソプラノ)  ドミニク・ホルヴィッツ(語り)  ライプツィヒMDR放送合唱団  ライプツィヒMDR交響楽団  準・メルクル(指揮)  録音時期:2009年6月7日  録音場所:ライプツィヒ、ゲヴァントハウス  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) Powered by HMV

シューベルト:交響曲 第3番 & 第5番シューベルト:交響曲 第3番 & 第5番

「solo musica」バーゼル交響楽団シリーズ シューベルト:交響曲第5番、第3番 デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 バーゼル交響楽団は、スイスのバーゼル市にあるオーケストラで、バーゼル劇場の座付きオーケストラでもあります。1997年に旧バーゼル交響楽団と、バーゼル放送交響楽団が合併し発足。2009年からはデニス・ラッセル・デイヴィスを首席指揮者に迎え、一層のレパートリーの拡充を図るとともに、完全なるアンサンブルとスタイリッシュな妙技を追求しています。1876年に設立された旧バーゼル交響楽団は、1927年から1935年にはワインガルトナーが首席指揮者を務め、他にもホルスト・シュタイン、モーシェ・アツモン、アルミン・ジョルダンなど錚々たる顔ぶれの名指揮者たちによって育て上げられたオーケストラです。客演指揮者は数知れず、古くはブラームスやマーラー、フルトヴェングラー、最近ではブーレーズ、デュトワ、ゲルギエフなどが、この独自の味わいを持つオーケストラを演奏しています。最近では、ヴェンツァーゴによる斬新なブルックナーの録音もありますが、デニス・ラッセル・デイヴィスは、このオーケストラから更なる新しい響きを紡ぎだすことに成功したようです。  最近まで、リンツ・ブルックナー管弦楽団とブルックナーの録音に勤しんでいたデニス・ラッセル・デイヴィス。すっきりとしたサウンドと、キレのよい解釈に一層磨きがかかっています。(solo musica) 【収録情報】 シューベルト: 1. 交響曲第3番ニ長調 D200 2. 交響曲第5番変ロ長調 D485  バーゼル交響楽団  デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)  録音時期:2011年9月21日(1)、2012年1月11-12日(2)  録音場所:シュタット・カジノ・ベーゼル・ムジクザール  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) Powered by HMV

オネゲル:交響曲 第1番 & 第3番オネゲル:交響曲 第1番 & 第3番

「solo musica」バーゼル交響楽団シリーズ オネゲル:交響曲第3番『典礼風』、第1番 デニス・ラッセル・デイヴィス指揮 バーゼル交響楽団は、スイスのバーゼル市にあるオーケストラで、バーゼル劇場の座付きオーケストラでもあります。1997年に旧バーゼル交響楽団と、バーゼル放送交響楽団が合併し発足。2009年からはデニス・ラッセル・デイヴィスを首席指揮者に迎え、一層のレパートリーの拡充を図るとともに、完全なるアンサンブルとスタイリッシュな妙技を追求しています。1876年に設立された旧バーゼル交響楽団は、1927年から1935年にはワインガルトナーが首席指揮者を務め、他にもホルスト・シュタイン、モーシェ・アツモン、アルミン・ジョルダンなど錚々たる顔ぶれの名指揮者たちによって育て上げられたオーケストラです。客演指揮者は数知れず、古くはブラームスやマーラー、フルトヴェングラー、最近ではブーレーズ、デュトワ、ゲルギエフなどが、この独自の味わいを持つオーケストラを演奏しています。最近では、ヴェンツァーゴによる斬新なブルックナーの録音もありますが、デニス・ラッセル・デイヴィスは、このオーケストラから更なる新しい響きを紡ぎだすことに成功したようです。  最近まで、リンツ・ブルックナー管弦楽団とブルックナーの録音に勤しんでいたデニス・ラッセル・デイヴィス。すっきりとしたサウンドと、キレのよい解釈に一層磨きがかかっています。(solo musica) 【収録情報】 オネゲル: 1. 交響曲第1番ハ長調 2. 交響曲第3番『典礼風』  バーゼル交響楽団  デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)  録音時期:2011年3月2-3日(1)、2012年1月18-19日(2)  録音場所:シュタット・カジノ・ベーゼル・ムジクザール  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) Powered by HMV

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP