2002年7月24日発売
センセーショナルなアメリカ・デビューの直後に行なわれた、彼にとっても最初の電気録音を収めた貴重なアルバム。ホロヴィッツについて、筆者が今さら何をかいわんや。世紀の天才は、若き日も天才であった。古い録音による歪みの向こうから才能が迫ってくる。
“あみん”でのデビューから20周年を迎えた岡村孝子が選曲したアニバーサリー・アルバム。あみんの「待つわ」「琥珀色の想い出」を含め20年間のヒット曲をすべて盛り込んだ完璧な内容のベスト。解説や未公開写真も満載。
それぞれに留学経験があり、出会いはLAというYUKIとCICOからなるBENNIE Kのデビューアルバム。日本語のラップも含む、モダーンなダンス・ミュージック。願わくば、もっとナスティでビッチに。でもジャケットはもう少し可愛く撮ってあげてね。
リゾート感覚のAOR路線を開拓している杉山清貴のニュー・アルバムは、青い空と青い海をテーマにしたナンバーで構成。ひたすら軽い8ビートとソフトなヴォーカルが気持ちよく流れる。沖縄からハワイに移住した人たちが集まり歌っているような「月夜の浜」が面白い。
『ルパン三世』の音楽やそれにインスパイアされて書き上げた楽曲を演奏するシリーズの4作目。これまでは4ビートが中心だったが、今回はフュージョンやボサ・ノヴァに料理されているところが魅力だ。4曲にソニア・ローザが加わっているのも見逃せない。
人気アニメ『ルパン三世』に関わる音楽を収めた4枚のCDよりジャズ・ヴァージョンを抜粋したコンピレーション盤。ヘンリー・マンシーニに通ずるようなナンバーや、ボサ・ノヴァ、ビッグバンド、コンボ……とバラエティ豊かで粋でゴージャス。あふれる遊び心も楽しい作品。
グラミー賞をたて続けに受賞した女性ゴスペル・シンガーのニュー・アルバム(本国アメリカでは2001年発売)。サウンドも含めけっして派手ではないが、細やかな歌いぶりなど、静かに確実に聴き手を魅了してしまうタイプ。バラードも多く親しみやすい。
自主制作した5枚組限定版に続き、そのメジャー盤として企画されたアルバム。しかし、全曲新録音6曲の新曲という、まったく別の作品に仕上げられた。ちいさなオルフェに始まり30年以上のキャリアを持ちながら、金森幸介のうた、スタンスは変らない。