2007年12月発売
過去に発売した2枚のアニソン・カヴァー・アルバムの中から、歌い継がれる人気ナンバーをセレクト。さらに、自から歌い続けてきたアニメのタイアップ・ソングを集約。アニソン支持の高い曲の数々が、下川みくにの爽やかな歌声に乗せて甦る。
発売元
株式会社ポニーキャニオンケニー・ドリューがビッグバンドと共演した珍しいライヴ作。アーニー・ウィルキンス率いるオールモスト・ビッグバンドにドリューが参加する形で実現した。米国、欧州の名手たちが熱演を聴かせる。ドリューのソロが聴けるパートは少ないがさすがの存在感だ。
カナダ出身の6ピース・バンド、ザ・モスト・セリーン・リパブリックの2ndアルバム。ロック、プログレ、ジャズ、ダンス・ミュージックなど多彩な要素を織り込んだ、実験性の高い奔放なサウンドが展開されている。
メジャーからの誘いを受けながらもインディーズでの独自性を大切にする南カリフォルニア産4ピースの日本限定デビュー・アルバム。DJを含んだスモール・コンボが気の赴くままに奏でる音楽は、ありそうでなかったヒップホップやレゲエの適温を伝えている。
親孝行がたたって幕下に落ちた佐野山の噂を聞いた横綱・谷風が取り組みを希望するという「佐野山」と、無銭飲食して居残りながら上手く煙に巻く「居残り佐平次」との2本立て。導入部から本題へとなだれ込むくだりの巧みさにベテランならではの技が光る。★
江戸時代をベースにした落語の古典を聴いて、知らず知らずに引き込まれ楽しんでしまう。テンポよく当たり前に、いまはなくなってしまった町の風情を聴かせてくれるさん喬、昨日の流行が今日はダサくなってしまういまだから、これはこれで一種の名人芸。
柳家さん喬の代表作に数えられる長編人情噺。大家の若旦那は堅物で、父親から遊びを覚えさせるように言われた番頭が吉原に連れてゆく。全盛を極めた瀬川という花魁と顔を合わせ、やがて二人は恋に落ちるという噺で、巧みな心象風景の語り口が素晴らしい。
名人・五代目小さん門下の正統派、さん喬の2007年8月と同4月の演目を収録。「水屋の富」は富くじに当たった水屋の混乱した精神状態を、「寝床」は大店の主人の下手な義太夫に悩まされる奉公人や店子らの迷惑ぶりを語ったもので、いずれも季節に応じた枕のふりから面白い。
自らをライヴ・パフォーマーと称するシンガー、徳永愛のミニ・アルバム。新録曲に加え、自身に強い影響を与えたというアーティストのカヴァー曲を収録。生バンドの演奏による、躍動感あふれるサウンドとキャッチーなヴォーカルが印象的だ。