小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

公爵の花嫁になれない家庭教師公爵の花嫁になれない家庭教師

どれほど彼を愛していても、 私は公爵夫人にはなれない……。 住み込みの家庭教師アビーは、公爵ランズドーン卿に反感を持った。 娘を社交界に出したい彼女の雇い主が、遠縁の彼に後ろ盾を請うたのだが、 彼の顔には貴族特有の礼儀正しい無関心が浮かんでいるのだ。 社交界でも最上流の彼には、貧しい家の事情なんてどうでもいいのね! 一方のランズドーン卿は、時代遅れの地味な姿をした家庭教師の 歯に衣着せぬ物言いに面食らっていた。 貧しい遠縁の娘を社交界デビューさせるなど面倒きわまりない。 いや、しかし待てよ。いいことを思いついた。 彼は社交界デビューの手助けをすることをアビーの雇い主に告げた。 「ただし、一つ条件が……アビーにも社交界デビューをしてもらいたい」 社交嫌いのアビーはランズドーン卿の突飛な提案をしぶしぶのむことに。初めは彼の高慢さに反発していたアビーも、気づけば彼の瞳に表れた知性や情熱、そして左頬に浮かぶえくぼに胸をときめかせるようになっていて……。必読のシンデレラ・リージェンシー!

忘れられた婚約者忘れられた婚約者

身寄りなき不遇なお針子がまさか、 子爵の“亡き婚約者”だったとは……。 6年前にロンドンに出てきたメアリーは仕立屋でお針子をしている。 今の生活以前の記憶はまったくなく、天涯孤独の身だ。 ロンドンでも指折りの優秀なお針子にもかかわらず無給だが、 食事と眠る場所の心配がないだけでも感謝していた。 そんなある日の朝、メアリーはお使いの帰りがけに 黒髪に全身黒ずくめの紳士に追いかけられ、怯えながら店に戻った。 あれは誰だったの? なぜだか胸騒ぎが止まらない……。  数日後、メアリーはその謎の紳士、マシソン卿と思わぬ場所で再会し、 激しい怒りに燃えた様子の彼から一方的に問いただされる! 「結婚式の前に、きみがぼくのもとから逃げた理由を教えてくれ!」 身に覚えのないことを言われて戸惑うほかなかったメアリー。その後、不幸にも彼女は雇い主から解雇され、ロンドンの外へ追いやられてしまいます。無一文で放り出され、路頭に迷った彼女の前に現れたのは、またしてもマシソン卿で……。珠玉の記憶喪失ロマンス!

招かれざる愛人招かれざる愛人

姉の忘れ形見を守る方法はひとつ。 非情な伯爵の愛人になること。 18歳のタラと姉は、貧困から抜け出そうともがいていた。 あるとき貴族階級の兄弟と知り合い、姉は弟と意気投合。 タラが困っておどおどしていると、兄のリュシアンに優しく 手を差し伸べられた。そしてそのまま夢の一夜を過ごすことに。 だが翌朝、彼の姿はなく、枕元には大金だけが置かれていた。 私を娼婦とでも思ったの? タラは密かに傷ついた。 2年後。姉とリュシアンの弟は結婚した直後に事故死し、 生まれたばかりの姪を引き取り育ててきたタラのもとに、 突然リュシアンから知らせが届いた。姪と養子縁組をするので 引き渡せという。彼は別人のように非情な伯爵へと変貌していた。 野心家の姉に操られ、フランス人伯爵と一夜の関係をもったヒロイン。2年後、事故死した姉夫婦の遺児の養育権を主張する彼と再会。幼い姪をめぐって争ううちに、彼への愛を自覚して……。しっとりとした大人のシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。

世界一の大富豪はまだ愛を知らない世界一の大富豪はまだ愛を知らない

シンデレラは身ごもり、王子様と結ばれる。 愛だけは与えてくれない、世界一の大富豪と。 サニーの姉夫妻が事故死し、まだ赤ん坊のパンジーが遺された。 するとサニーのぼろぼろの家を、パンジーの伯父が訪ねてきた。 190センチ超の逞しい体に、金色の瞳の美貌。 彼こそ、世界一の大富豪ライ・ベランガー。どんな女性も虜にする 彼は、4つの国に4人の愛人がいるプレイボーイとしても有名だ。 ライはサニーに経済的な援助を申し出るが、金はなくとも 姪を幸せにできるとサニーは拒否。口論になってしまった。 後日、お詫びにとアマルフィの豪華ヨットに招待されたサニーは、 誘われるまま純潔を捧げたーーそして6週間後、妊娠に気づく。 以前の手術失敗のせいで、妊娠はできないはずなのに……? おかげさまでHQロマンスは3900号を迎えました。皆さまの長年のご愛顧に感謝いたします。ペンを執るのは、大スター作家リン・グレアム! 金で買えないものはないけれど愛を知らない孤独な世界一の大富豪は、ついに愛を知るのでしょうか?

大富豪と孤独な蝶の恋大富豪と孤独な蝶の恋

あれが“愛”ではなかったことを、 本当の愛が教えてくれた……。 仕事で高級百貨店〈ブライアント・ストア〉を訪れたオーレリーは、 リニューアルオープン・セレモニーの控室で待機していたとき、 持病のせいで気を失って床の上に倒れ込んでしまう。 それを発見したCEOのルーク・ブライアントは、 薬物の過剰摂取で倒れたのだと思い込み、彼女に冷たい目を向けた。 オーレリーはルークに抱き起こされて意識を取り戻すと、 長身でたくましくてハンサムな彼を見て、思わず胸をときめかせた。 そんな彼女に、ルークが厳しい表情で言い放つ。 「きみに金を払っているのはぼくだ。5分で支度して仕事をしろ!」 この情け容赦ない大富豪が、後日、彼女の自宅を訪ねてきてーー 感動ロマンスを描いて大人気のケイト・ヒューイット。『一夜の恋におびえて』(R-2977)、『ベッドで過ごす一週間』(R-2951)の関連作である本作は、ヒロインが抱える過去のトラウマを知るにつれ、献身的に寄り添おうとするヒーローが魅力的な物語です!

愛の岐路愛の岐路

真実の愛は、寝室の扉ではなく、 心の扉を開かないと確かめられない……。 ターニャが大富豪のレイフと結婚して、もうすぐ2年が経つ。 燃えさかる情熱で結ばれたはずなのに、ターニャの不満は募る一方だった。 レイフが妻に求めているのは、ベッドで果たす役割だけ。 心を開いて語り合ったことは一度もない。 もっと彼のことをわかりたいし、わたしのこともわかってほしいのに。 それに、レイフはまだ早いと言って子どももほしがらないし、 彼の秘書が彼に横恋慕しているようなのが不安なので、 そのことを話し合おうとしても取り合ってくれないのだ。 ターニャがあの手この手で気を引こうとすればするほど、 彼がますます心を閉ざすことに絶望し、家出を決行すると……。 レイフへの想いは少しも変わらないけれど、彼にとって自分はただの所有物でしかなく、このまま人形のように生きるのが嫌で行動を起こしたターニャ。愛し愛されて結婚したはずなのに、いつしか岐路に立たされていた夫婦の愛の復活を描いた名作をお届けします。

オーガスタに花をオーガスタに花を

彼は私を嫌い? それとも、好き? わからなすぎて、眠れない……。 ロンドンの病院に勤める看護師のオーガスタは23歳。 最近、コンスタンティンという気になる男性に出逢った。 入院患者の見舞客で、金髪に青い瞳がとてもハンサムだ。 彼はオーガスタの赤銅色の髪を見て、 「にんじんみたいな髪は好きじゃない」と言いながらも、 見たことがないほどたくさんのチューリップをくれた。 別れ際にキスまでしたのに、彼はそれきり姿を見せなくなった。 入院患者の病室にいた美女が彼の恋人だと思っていたオーガスタは、 彼の気持ちを量りかねた。もう会えないなら、いっそ彼を忘れよう……。 それなのに、数日後、大おばを訪ねたオランダで再会してしまうとは! 《ベティ・ニールズ・コレクション》より初再版される本作は、不朽の名作『赤毛のアン』を彷彿とさせる優しくて瑞々しい筆致で描かれた初恋物語。「おやすみ」とヒーローにキスされたヒロインは、どぎまぎさせられたまま、眠れぬ夜を過ごすのでした……。

もう一度恋してもう一度恋して

ギリシア富豪と家出妻の綻びかけた愛は……。 名作家のベスト作品コンテスト受賞作! 大病を患ったあと女性としての自信を失っていたドミニクだが、 10歳年上のギリシア大富豪アンドレアスと熱烈に恋して結婚した。 しかし、妻がいる身ながら、夫はとてもよく女性にもてた。 そしてついには、ある女性との浮気疑惑で裁判沙汰になってしまい、 夫を信じられなくなったドミニクは1年前に家を飛び出したのだった。 何度離婚届を送ってもサインを拒み続けたアンドレアスが今、 代理人をよこし、ようやく離婚に応じる姿勢を見せてきたーー 離れていた1年でドミニクが自信をつけ、彼とやり直すと決めた矢先に。 大切な女性ができたのね……。でも、生まれ変わった私を見てほしい! 離婚を決める前に直接会いに行ったドミニクに、彼は厳しかった。 「以前の君のほうがよかった。書類にサインしてくれ。さようなら」 読者投票で選ばれるベスト作品コンテストにて、2006年上半期のベストヒロイン賞第2位に輝いた名作。アンドレアスは妻の家出に怒っていたのはもう過去のことで、ドミニクが完璧な女性になった姿を見せびらかしに来たのだとしても意味はないと一刀両断し……。

コウノトリが来ない結婚コウノトリが来ない結婚

できれば私が夫の子を身ごもりたかった。 これは愛のない結婚をした罰なの? サーシャがギリシア富豪ラファエルと出会ってすぐに結婚したのは、 裕福な権力者で横暴な継父の支配から逃れたかったためだ。 ラファエルも彼女が持つ豊かな人脈を必要としていたから、 どちらにも都合はよく、愛がなくてもかまわないはずだった。 けれど妻を大切にし、対等に扱う夫にサーシャはいつしか恋をし、 愛を求めるようになっていた。 今、夫は自分の後継者となる赤ちゃんを欲しがっている。 けれどいくら不妊治療を続けても子供を授かることはなく、 サーシャはつらい気持ちを押し殺し、代理母による出産を提案した。 私が愛する夫の願いをかなえるにはもうその方法しかないから……。 R-3885『秘書は秘密の代理母』で代理出産を依頼した夫妻が、今作のヒーローとヒロインです。代理母が妊娠に成功しても夫には愛されず、苦悩するヒロイン。そんなとき、交通事故にあって重傷を負い……。大スター作家D・コリンズの妙味が堪能できる一冊です!

ときめきの丘でときめきの丘で

たとえ友情でもかまわない── あなたの隣にいられるのなら。 掃除、洗濯、買い物、料理……すべての家事をこなしながら、 セリーナはもう何年も、わがままで気難しい父の世話をしてきた。 26歳の誕生日、彼女が休息を求めて近くの丘にのぼると、 いつもは誰もいない頂上に、見知らぬハンサムな男性がいた。 なぜか初対面の彼に親しみが湧いておしゃべりに興じるが、 気づけばセリーナの心はほぐれ、笑顔を取り戻していた。 その後すぐ父が心臓発作で倒れ、主治医と共に現れた医師、 ファンドーレンを見て、彼女は驚く──丘の上の想い人だった! 父の死後に家を失い、仕事もなく追いつめられたセリーナは、 ファンドーレンから思いがけず“友情結婚”を申し込まれて……。 貧しくとも純粋で気高い心を持つヒロイン。ヒーローと結婚したものの、友情だけでは満たされなくなり、彼を愛し始めていることに気がついて……。大スター作家ベティ・ニールズの真骨頂! 切ないシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。

脅迫された花嫁脅迫された花嫁

まさか彼の花嫁になるなんてーー 私を残酷に捨てた、初恋のあの人の。 19歳のローズは訪れたバルセロナで、長身でたくましい 黒髪の若き銀行家、ハビエルと出会い、たちまち虜になったーー 純潔を捧げた翌朝、捨てられるとは夢にも思わず。 10年後、ローズは従妹の婚約パーティで偶然ハビエルと再会する。 あのとき、妊娠したことだけでも告げたかったけれど、 彼が他の女性と結婚間近と聞かされたあと、流産したのだ。 「お会いできて光栄だ、ロザリン・メイ」ハビエルに笑顔で挨拶され、 ローズは落胆した。私の顔も覚えていないのね……。 だがハビエルは、言葉巧みになぜか彼女を スペインの実家へ連れていき、強引に結婚を承諾させてしまう! 余命いくばくもない祖父のためという大義名分を振りかざされ、自分を深く傷つけた忘れえぬ一夜の相手と、やむなく結婚したヒロインでしたがーー。大人気のスペイン人ヒーローに、情熱的に迫られる純真なヒロインの恋物語をお楽しみください。

愛し子がつなぐ再会愛愛し子がつなぐ再会愛

私を捨てた彼を、心の中で何度も責めた。 ここにいない彼を、夢の中で何度も求めた。 保健師のソフィーは女手一つで幼い一人息子ラキーを育てている。 ラキーには生まれつき足に問題があり、相談のため連れていった病院で、 ソフィーは思いがけない相手と再会したーー2年あまり前、 一夜を共にしたあと音信不通になった不実な男性、フィン! 電話すると約束してくれたのに、待てど暮らせど連絡はなく、 彼の子を身ごもったことを伝えようにも伝えられなかった……。 自分の息子とも気づかず診察する彼に、ソフィーの心は千々に乱れた。 もしもフィンがいてくれたら、育児も日々の生活もずっと楽だったろう。 でも彼が私を捨てた事実は変わらない。息子は私が独りで守るわ! だがラキーが1歳半と知ったフィンは月日を逆算するような顔になりーー 恵まれたルックス、鍛え抜かれた体ーー美貌のフィンとの再会に胸の高鳴りを必死に抑えるソフィー。一方、彼女に連絡しなかったのには、片脚を失うほどの大事故に遭っていたという深い事情があったフィン。華々しい受賞歴を誇るL・ジョージの日本デビュー作!

絆のプリンセス絆のプリンセス

文字どおり灰かぶりの私が、 この麗しき皇太子の花嫁……? 幼い頃に両親を亡くし、車の整備士の伯父に育てられたイジー。 その伯父も亡き今、天涯孤独の彼女に遺されたたった一つの母の形見は 家族に伝わるという古い木箱だが、鍵がないため中身を知らない。 ある日、イジーの職場に黒塗りのリムジンが横づけされた。 側近を従えて降りてきたのは、ブルーグリーンの瞳の端整な若い男性。 「イザベル・ポーサードだね。僕はベルノニアの皇太子ニコラだ」 親しい人しか知らない彼女の本名を口にした彼は、驚きの告白をした。 「君が持っている箱は、君が赤ん坊のときに僕が贈ったものだ。 王子が結婚するとき、妻に“花嫁の箱”を贈る。僕は君の夫だ」 口をぽかんと開けたイジーをまっすぐに見据え、ニコラは鍵を差し出した。 アメリカの片田舎で育ち、車の整備士として額に汗し、油まみれの手で懸命に働くこの私がプリンセスだったなんて! みずからの出自に驚くイジー。けれども、ニコラ皇太子は別の国のプリンセスと結婚するために、イジーとの婚姻無効を望んでいるのでしたーー

心まで奪われて心まで奪われて

彼の強烈な魅力が怖いーー 純潔はおろか、心まで奪われそうで。 生後まもなく、ごみ溜めに捨てられていたカーリーは 養父母に引き取られたが疎んじられ、他人に心を許すことができない。 彼女は今、社交界のパーティを企画する会社で働いていて、ある日、 有望な顧客候補の大富豪リカルド・サルヴァトーレに引き合わされる。 逢った瞬間、無垢なカーリーは彼の男性的魅力に衝撃を受けた。 一方、リカルドはまったく違った目で彼女を見ていた。 金のためなら簡単に体を許すパーティ好きの貪欲な女に違いない、 ならば迷わず誘惑して、ひとときの情事を楽しもう、と。 そんなこととはつゆ知らず、カーリーは彼との視察旅行へと旅立った。 生まれて初めて覚える、甘く疼くような感覚に怯えながら……。 20代半ばのヒロインは今なお男性経験も、恋をしたことさえもありません。そんな実情を知らずに彼女をもてあそぼうと企むイタリア系大富豪ヒーローは、ヒロインの会社を買収して、その後は“余剰品”として彼女をくびにしてやろうと考えており……。大スター作家ペニー・ジョーダンによる3部作〈華麗なる日々〉の第1話です。

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