2008年3月発売
カラヤンの1971年録音のチャイコフスキーは、稀代のメロディメイカー、そして洗練されたオーケストレーションの名手としてのチャイコフスキーを前面に押し出している。類まれな美しさに満ちたチャイコフスキーだ。
第3番を除いた交響曲集と、シベリウスの代表的な管弦楽曲をまとめた一枚。ベルリン・フィルとの円熟の境地といった演奏と、フィルハーモニア管を振った初期の颯爽とした演奏とが楽しめる。
大阪出身のシンガー・ソングライター、山根康広のベスト・アルバム。さまざまなジャンルのアーティストからリスペクトを受ける彼の魅力が凝縮されている。人気曲「Get Along Together」をはじめ、名曲の連続だ。
96年以降にリリースした6作を中心としたベスト。遊園地のパレード風な音で始まる「夜間飛行」から、高橋克典へ提供した大人の恋愛模様を描いた「涙の夜の数だけ」まで、鋭さと温かさが共存する熟練したヴォーカルを堪能。ロックに捉われず、ますます増す表現力に驚く。
80年代メタルを追い続けるフィメール・シンガー、マダム・レイがYOKOZEKI-GTR(横関敦)のサポートを得て、自身の芯にある音楽を開花させた。テクニックに裏打ちされたギターの表現の幅は、歌が醸し出す女性の繊細さと強さの両方を見事に引き出している。
KREVAとの共演に続く“久保田利伸 meets”シリーズの第2弾シングル。R&Bディーヴァ、MISIAとのコラボ作で、ダブル・ミリオン・アーティスト同士の巧みなヴォーカル・ハーモニーが冴えわたっている。
2007年のコンサート・ツアー“惑星”の最終日(11月30日・東京国際フォーラム)の模様を2枚組で完全収録。「ワインレッドの心」や「じれったい」の余裕あるアレンジに“大人”を感じる。終盤、グッと歌も演奏も熱くなる。その瞬間、こちらの胸も熱くなる。
自作曲多数のセルフ・プロデュースによる大作は、全体的にアダルトな仕上がり。バラード曲「旅の途中で」「YOU FARAWAY」やファンキーな「DARKNESS FIELD」などかつてのイメージを残しながらも、スティーリー・ダン風の緻密な展開、ソウルフル/ジャジィなアプローチが際立っている。
制作・出演
クリスティアン・ゲルハーヘル / シューマン / ドロテア・レッシュマン / ニコラウス・アーノンクール / バイエルン放送交響楽団 / バイエルン放送合唱団 / マリン・ハルテリウス / ヴェルナー・ギューラアーノンクールは初共演のバイエルン響との相性も良く、シューマン節が炸裂している。円熟期の大作として、また合唱音楽の聖(教会)から俗(演奏会)への転換をマークするロマン派音楽の傑作として、重要でありながら録音が少ない作品。珠玉の秀演。★
バンド初の女性ヴォーカリスト、ショーン・マーフィーが加入して制作されたアルバム。ニューオリンズ・ファンクを基軸にしたビートに、ケイジャンのテイストが加味された、バンドの前進を大きく感じさせる作品だ。
80〜90年代を代表する女性シンガー、ホイットニー・ヒューストンのベスト・アルバム。収録全18曲中、実に10曲が全米シングル・チャートNo.1を記録。「オールウェイズ・ラヴ・ユー」をはじめ、名曲の数々は、いつの時代も新鮮に響く。