2010年10月20日発売
コンポーザー・ピアニスト和田七奈江の2年ぶり第2作。クラシカルな技術をベースに、音数の多さとガッツのある鳴りで聴かせるオリジナル群は、ピアノ演奏家好みのスタイルといえそう。クラシックの旋律をときおり織り交ぜるスタイルは前作を踏襲しており、曲目も一部重なっている。
哀愁を帯びたトランペットの音色にストリングスがドラマティックにからむイントロから始まる、別れた人への思い出ソング。愛した人への未練心をアカシアに投影しながら、しみじみと歌いかける。耳に心地よい手馴れたメロディと美川の凄みを増した歌唱が絶品。カップリングもA面に匹敵する仕上がり。
サラエヴォ冬季オリンピックのテーマ曲で一躍国民的歌手となり、以来、世界中で活躍するヤドランカ。彼女が長山洋子に提供した楽曲をセルフ・カヴァーしたのが本作。ファドの歌姫、アマリア・ロドリゲスをテーマにした、エキゾチックな魅力たっぷりの楽曲だ。
元KCBのジェヒことpixyのソロ・デビュー・ミニ・アルバム。本国韓国ではアイドル事務所の練習生だったルックスと、高々と響く“泣き”のファルセットが乙女心にソフト・タッチするJ-POPサウンド。一人の人間として世界観を広げ、結果ヴォーカリストとしてチャーミングに成長した手ごたえを感じる作品。
吉田結威(g,vo)と山田義孝(vo) の男性デュオの初アルバム。2009年に発売したデビュー曲から3曲までのシングル曲とこれまでライヴで披露するなど温めてきた曲を加えた全12曲。優しく温かい声とつい口ずさんでしまうキャッチーなメロディで、前向きで力強いメッセージを歌った応援歌アルバム。
発売元
株式会社ポニーキャニオン韓国の女性歌手。母国では何枚もアルバムを発表しているが、日本盤はこれが3枚目。きめ細か、表情豊かで、声になんともいえぬ色気がある。スタンダード中心、マイケル・フランクスの曲もさわやかに。日野皓正、松島啓之ら日本人ミュージシャンとの息もぴったり。
つるの剛士のオリジナル・ファースト・アルバム。シングル曲2曲を含む全13曲を収録。うち5曲のタイアップを引っ提げ人気ぶりを物語る。バラードからハイ・テンポのナンバーまで幅広いヴォーカル・レンジを持つことを力強くアピール。ヴォーカリストとしての第一歩となるマイルストーン。
初のオリジナル・アルバム『つるばむ』でも、多くのミュージシャンとコラボを展開している彼だが、“つるロックレーベル”からリリースした同時発売のこのシングルでは、the pillowsの山中さわお(「シュガーバイン」)、ELECTRIC EEL SHOCK(「Two weeks to death」)と絡み、激しく熱いつるの流ロックを聴かせてくれる。
結成10周年を記念したベスト・アルバム。華麗にしてメロディアスなギター・アンサンブルが印象的な「-Believe-」、アグレシッヴに突き進むビートとサビに入った瞬間にダイナミックな広がりを見せるヴォーカルがひとつになった「極東乱心天国」など、独自の世界観と高い音楽性が堪能できる。