小説むすび | 著者 : ジャッキー・アシェンデン

著者 : ジャッキー・アシェンデン

愛なき夫と記憶なき妻愛なき夫と記憶なき妻

「二度と連絡は取らない約束だった。 この子の父親は誰なんだ?」 ロンドンのアンティーク・ショップで働くラークは、店に現れた ブルーの瞳の男性を見て、息をのんだーーなんて美しいの。 ダークスーツに包まれた、筋肉質の堂々たる体躯。 芸術品のように端整な顔立ち。エネルギーに満ちあふれた彼こそ ドナーティ銀行頭取、チェーザレ・ドナーティだ。 「二度と連絡は取らない約束だった」唐突な言葉にまごつくラークに 彼は言いつのる。「ぼくを捜すなと言ったはずだ」 2年前、ラークは旅先のイタリアで事故に遭い、気づくと病院にいた。 事故の日の記憶だけ失われ、そして9カ月後ーー娘が生まれた。 まさかーーこの男性が、娘の父親だというの? 大人気の記憶喪失×シークレットベビーがテーマの物語です。ヒロインは世界的に有名な裕福で傲慢な男性が娘の父親とは到底信じられません。事故の夜、ふたりの間に何があったのでしょうか……? 〈億万長者と運命の花嫁〉第2話では、ヒーローの親友であるギリシア人富豪アリストパネスの恋が描かれます!

夢の舞踏会と奪われた愛し子夢の舞踏会と奪われた愛し子

私は世継ぎを産み落としたの? 混乱の中、愛しい息子は奪われたーー! 里親の家庭をたらいまわしにされ、さみしく育ったソラス。 仮面舞踏会の夜、漆黒の髪と完璧な男らしい肉体を持つ ガレンに出会ってたちまち虜になり、純潔を捧げた。 だが妊娠に気づいたのは出産の1週間前ーーそして出産翌日、 国王の使者が来たのだ。あの夜の男性は国王陛下だったの? 極度の疲労で何も考えられず、差し出された書類にサインした。 大金と引き換えに赤ん坊を奪われるとも気づかずにーー。 だから子供を取り戻すため秘密のナイトクラブで王を誘惑した。 ソラスの顔も名前も知らない彼はまんまとのせられたが、 写真をたねに脅しても応じず言った。「君を王妃に迎えたい」 産んだばかりの赤ん坊を奪うという地獄のような仕打ちのあと、今になって王妃に迎えると言うヒーローの真意とは? 斬新な設定で人気のスター作家ジャッキー・アシェンデンの作品は、大スター作家ダニー・コリンズ好きのあなたに特におすすめします!

花嫁は月夜に秘密を宿す花嫁は月夜に秘密を宿す

意に染まぬ結婚に甘んじると決めた夜、 月明かりが導いた、運命の男性はーー? その夜、リアは絶望を抱え、許婚の寝室へ向かった。 初めて会った瞬間から、私を虜にしたラファエル。 なのに父の決めた許婚は、あろうことか彼の異母弟なのだ。 でも、籠の鳥の私にいったい何ができただろう? ラファエルへの恋心を封印し、リアは許婚の寝室を訪ねた。 夫となる人に心を捧げられないならば、せめて体を捧げるーー それが、実らぬ恋をあきらめるただ一つの道に思えたから。 迎え入れた許婚の端整な顔がその刹那月明かりに照らし出され、 リアは息をのんだ。ラファエル! まさか部屋を間違えたの? 抗うすべもなく情熱を交わした後日、リアは妊娠に気づくーー。 「そこまでだ。花嫁は僕がもらう!」結婚式当日、大聖堂に響いた声の主はラファエル。でも初恋の男性からの愛なきプロポーズを喜べるはずもなく……。起伏に富んだドラマチックな作風でリン・グレアムの再来と呼び声の高い、ジャッキー・アシェンデンの力作!

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