制作・出演 : マイケル・ブレッカー
“天才少年ピアノ”の歴史にページを付け加えたキルギスの鬼才、エルダー。目くるめくテクニックと、熟達のジャズ・ファンを魅惑する老成した“手練手管”はニュー・トリオをあざ笑う凄さ! マンハッタンから全米に旋風を巻き起こした恐るべき才能が現れた。★
制作・出演
GRPオールスター・ビッグ・バンド / アルトゥーロ・サンドヴァール / アーニー・ワッツ / エリック・マリエンサル / トム・スコット / ボブ・ミンツァー / マイケル・ブレッカー / ランディ・ブレッカーポップ・ユニット、PSY・Sのメンバーとしてデビューし、近年はジャズを志向する女性シンガーの2004年録音作。パンチの効いたスキャットが気持ちいい(5)、明瞭で情感豊かな表現に個性が際立つ(7)など、快唱が並ぶ。(8)はドン・フリードマンのファンキーなピアノ演奏が楽しい。
初の本格的ジャズ作品で2003年録音。マイケル・ブレッカーの参加が華を添える(3)ではスキャットを交えた楽しげな表現が印象的。語りかけるような(5)にはシンガーとしての豊富な経験と個性の発露を感じる。プロデュースを手がけた島健を中心とした演奏も質が高い。
制作・出演
アンソニー・ジャクソン / グローヴァー・ワシントンJr. / スティーヴ・カーン / デヴィッド・サンボーン / マイケル・ブレッカー / ランディ・ブレッカー / 今田勝 / 渡辺香津美初のベスト・セレクション盤。本人自身が伸びやかで優雅なタッチの音色に酔いしれ楽しんでいるようで、それがとても聴き心地よい。さらに自作の(1)(6)(9)(10)(13)(14)では力強く大胆なきっぷの良さを際立たせている。そんな贅沢な聴き比べもできるセンスのいい構成である。
ジャンル
稀代のロック・ヴォーカリストが30年代を中心とするスタンダード曲をジャジィなアレンジで聴かせるのだからビックリ。アトランティックを離れるきっかけとなった企画で、これがJレコード移籍第1弾。歌の文句に倣うならば、“一度だけなら許してあげる”。
デビュー20周年を記念したヴァーヴ10作目で小曽根と連携するマイトたちが参加し“秘蔵品”と銘されている。(5)のブレッカーとの激しくもソウルフルな掛け合いも聴きどころだが、(4)(10)でのチックとの共演は秀逸。最高峰のピアノ・デュオにただ魅了されるばかりである。